「売り切れ」と「売切れ」正しいのはどっち?

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商品がなくなることや手に入らない状態のことを「完売」「売り切れ」「品切れ」と表します。

 

一方、あと少しで商品がなくなってしまうことを「品薄」と言い、日本語を正しく使い分けるのはなかなか難しいものです。

 

欲しい商品が売り切れや完売となっている場合は諦めてしまう方が多いですが、「欠品」となっている場合は今後入荷する可能性もあるので、入荷を待つ方も少なくないかもしれません。

 

今回は「売り切れ」「売切れ」で、日本語表記として正しいのはどちらなのか、違いはあるのかについて、ご紹介します。

送り仮名を付けた「売り切れ」の方が正しい

「売り切れ」「売切れ」ともに見たことがある方が多いと思いますが、実はどちらも日本語として意味は通じます。

 

しかし、正しい日本語という点では「売り切れ」の方が正しく、違和感なく使える言葉だと言えるでしょう。

 

なぜかと言えば、文化庁の定めにより、送り仮名をできるだけ使用することとされているため、より送り仮名が多い言葉が正当だと見なされるのです。

 

ただし、体言として用いる際には送り仮名は必要ないとされているため、「売切」と表示することもあります。

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例を挙げると、「この売切商品は○日に入荷予定です。」というような使い方です。

 

とは言え、「売切」に関しては「うりきり」と呼んでしまう方もいるかもしれないので、一般的にはあまり使われません。

 

よって、「売り切れ」が最も多く見られる表記の仕方で、まれに「売切れ」という表記も目にします。

 

パソコンやスマートフォンなどで変換をする際には、「うりきれ」と打つと一番に「売切れ」が出てくることもありますので、その流れで「売切れ」を使う方も多いのではないでしょうか。

 

意味が通じれば細かいところは気にしない方も多いですが、極力違和感のないように言葉を使いたいものです。

意味が伝われば「売切れ」でも問題ない

「売切れ」「売り切れ」「売切」どの言葉についても、「完売」という同じ意味を持つので、基本的にはどれを使っても問題ないとされています。

 

ただし、よく店頭やオンラインショッピングで見かけるのは「売切れ」もしくは「売り切れ」であることから、そのどちらかを使うのが好ましいのかもしれません。

 

送り仮名があった方が柔らかい印象を受けるということもあって、「売り切れ」を使っているお店が多いようです。

 

お店の好みや雰囲気、扱っている商品によって使い分けるのが得策でしょう。

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