部数と枚数の違いは何?

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ビジネスシーンに限らず日常生活の中でも、1枚2枚と数えたり、1部2部と数えることがあります。

 

普段の生活の中では何気なく使っている部数と枚数ですが、それぞれどんな特徴があって、部数と枚数の違いは何なのでしょうか?

 

正しい意味の違いを理解することで、ビジネスシーンでもうっかり間違えてしまうリスクを最小限に抑えられます。

枚数とは?

1枚2枚と数える枚数とは、紙とかお皿、板など平らなものを数える際に使います。

 

平らなものなら比較的幅広く使うことができる単位で、「1,000円札が3枚ある」とか「DVDを2枚持っている」のように使います。

 

枚数の「枚」と言う漢字は、「木」辺の横に、「手にムチを打つ」という語源があります。

 

これは少しずつ派生しながら別の意味が付加されて、「平らなものを数えるために使うための単位」となったのです。

部数とは?

1部とか2部と数えることができる部数とは、まとまった集団の単位を数える際に使われてます。

 

日常生活の中では「書類を3部準備する」とか「本を2部購入した」などように使われます。

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部数に使われている「部」という漢字は、もともとは村を分割するという起源があり、集団を区分するとか統括するという意味があります。

 

そのため、複数枚の紙によって構成されている本とか書類などは、1部2部と数えることができます。

部数と枚数の違い

枚数は、紙などの最小単位がいくつある、という意味があります。

 

それに対して部数は、まとまった集団がいくつあるという意味を持っています。

 

部数と枚数の違いを理解するためには、「この契約書は1部が10枚で構成されている」のように実例を挙げてみると、意味の違いを理解しやすいのではないでしょうか。

 

ちなみに、契約書は何枚つづりの場合でも、数え方は1部2部と部数で数えます。

 

例え契約書が1枚のみの場合でも、1枚とは数えずに、1部と数えるのが正解です。

 

近年では、契約書もデジタル化が進んでおり、電子契約書が増えました。

 

しかし形態が紙面から電子になった場合でも、数え方は1部2部という部数で数えます。

枚数や部数と混同しやすい数え方

枚数や部数と間違えやすい数え方には、1通2通という通数があります。

 

手紙を数える時によく使われる数え方ですが、戸籍抄本とか届出などを数える時にも使われます。

 

通数は、手紙としての要素をもつアイテムに対して使われる単位です。

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