クールビズでもジャケットのボタンはしめる方がいい?
クールビズの季節がやってくると、いったい何を着ればいいのだろうか?と頭を抱える人が少なくありません。
ビジネスマナーに反することなく、相手に不快感を与えず、なおかつ自分自身も快適な服装が理想ですが、日本では服装マナーに関する細かい規定が多いため、戸惑うこともあります。
クールビズに関する疑問を解消して、社会人としてレベルアップしましょう。
クールビズでもジャケットは着用すべき?
オフィススタイルのカジュアル化により、クールビズの期間中と服装の境がなくなっている企業もある中、どのシーズンでもビジネススーツ着用が基本スタイルという業種もあります。
基本的なスタイルはノージャケット、ノーネクタイですが、営業職や秘書業務、大手金融業などの場合は、男性女性共に、ビジネススーツ着用が基本スタイルのようです。
逆に、クリエイターやベンチャー系開発職などにおいてはスニーカーやデニムOKのケースもあります。
女性の場合は、企業によってはノーカラージャケットはカジュアル感が強いため、クールビズ期間中でも襟付きのジャケット着用というケースもあります。
上着を着用すべきか迷うなら、上司や先輩社員に遠慮せず聞いてみましょう。
クールビズの期間中、ジャケットのボタンはしめるべき?
クールビズ期間中は原則としてノージャケットですが、企業や職種によっては上着着用が必須です。
また、基本的に人と会う時はジャケット着用がベターです。
スーツを着る時も、ジャケットにパンツを合わせる時も、ボタンをしめるかどうか迷うところではないでしょうか。
クールビズ期間中であってもなくても、ジャケットを着る際、ボタンをすべてしめるのはNGです。
一番下のボタンはあけておくのが正解です。
なぜ一番下のボタンをしめるのはNGかというと、一番下のボタンは飾りなので、もともとしめる必要がないからです。
これをアンボタンマナーと言い、スーツを着るうえでのルールです。
また、座る時にボタンを下までしめると窮屈になるとか、ボタンをすべてしめるとシワが寄るからという理由もあります。
2つあるいは3つボタンでも変わりません。
一番下のボタンはしめないのが原則マナーです。
ただし、1つしかボタンがない場合はしめるのが正解です。
スポンサーリンク就活生はクールビズの期間中、ジャケットを着る?ボタンはしめる?
真夏の就活は大変なため、クールビズ指定の企業が増えてきました。
面接はクールビズで、と服装規定がある場合はそれに従います。
クールビズと指定された場合は、相手の企業側もクールビズスタイルのため、合わせる方がよいでしょう。
とはいえ、シャツにスラックスというのはラフすぎるので、ジャケットは着用していく方が無難です。
ネイビーまたは黒のジャケットを選びましょう。
ジャケットはすべてボタンをしめるのではなく、一番下のボタンはあけて着用してください。
ボタンを全部しめないとだらしなく見えるのではないかと不安だという場合は、立っている時はボタンをしめる、椅子に着席する時に一番下のボタンをはずす、というふうにすることもできます。
ジャケットは涼しげな素材を選ぶ
最近は涼感素材のジャケットが増えています。
体表温度の上昇を抑える機能があるため、より快適に過ごすことができます。
コットンジャケットは肌触りや通気性が良いのが特徴です。
リネンは風通しがよく、ひんやりした着心地でシャリ感があります。
クールビズとはいっても、多くの企業でジャケットはビジネスのマストアイテムだと考えられているようです。
会社の雰囲気に合わせることに加えて、取引先の人と会う場合などは相手の社風に合わせることも大切です。
ビジネスマナーの基本は相手を不快にさせないことなので、臨機応変に対応しましょう。
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