クールビズ期間中に辞令交付を受ける時の服装マナーは?
日本全国で6割を超える企業がクールビズを導入していますが、クールビズ期間中の服装に関する明確な決まりはなく、各企業や団体によってあいまいです。
社会人として、クールビズの期間中に辞令交付を受けるときの服装マナーや注意点をきちんと押さえておきましょう。
クールビズ期間中の基本的な服装スタイルは?
クールビズ期間中の服装は基本的にノージャケット、ノーネクタイですが、仕事をするのにふさわしい服装であることが求められます。
男性の場合、トップスはシワになりにくい素材のシャツやポロシャツ、ボトムスはスラックスまたはチノパンです。
シャツは汗ジミが目立たない、通気性のよい素材のものを選びましょう。
シワになりにくい形状記憶シャツもおすすめです。
長袖、半袖どちらもOKです。
女性の場合は、男性の服装ほどクールビズとそうでない時との差がないかもしれません。
ですが、クールビズだからといって、キャミソールやミニスカート、ショートパンツ、胸元が開きすぎている服装など、露出の多いものはNGです。
清潔感のある通気性のよい服装、周囲に不快感を与えない服装を心掛けてください。
クールビズ期間中に辞令交付を受ける時、ノーネクタイでも問題ない?
辞令交付とは、入社、昇進、異動などの人事辞令を受けることです。
辞令交付式という正式なセレモニーを行う企業はそれほど多くありませんが、大企業の中には入社式および辞令交付式として開催するところもあります。
一般的には、上司から伝えられたり、パソコン上で開示されるだけです。
服装に関しては明確な決まりがないので、一般的には辞令交付の際に服装を特に変える必要はありません。
ですが、職種や企業によっては辞令交付の際にノーネクタイはNG、ノージャケットはNGなどの暗黙の了解があるケースもあります。
ちなみに、省庁のガイドラインによれば、クールビズ期間中の辞令交付については失礼にあたらない服装、たとえばジャケット着用でノーネクタイといった服装が推奨されています。
一般企業ならば原則として辞令交付の際にノーネクタイでかまいませんが、会社によって服装に関する基準が違うため、不安な場合はあらかじめ上司や先輩社員に尋ねるとよいかもしれません。
スポンサーリンクノーネクタイでもだらしなく見えない服装は?
仕事中にネクタイを外すのはマナー違反ですが、クールビズ期間中は特例として、辞令交付時でもノーネクタイが認められています。
クールビズ期間中でも、企業や職種によってはジャケットを着る必要があります。
ですが、ノーネクタイでビジネススーツを着ると、だらしなく見えがちです。
ポイントとなるのは、ジャケットのラペル(下襟部分)の幅です。
ラペルの幅が狭いジャケットを選ぶと、ノーネクタイでも野暮ったく見えず、スタイリッシュな印象になります。
シャツの襟にもこだわりましょう。
第一ボタンを開けても襟の形がくずれない、ホリゾンタルシャツを選ぶとよいでしょう。
ホリゾンタルは襟が開く角度がほぼ180度で、ノーネクタイでも首元がスマートに見えます。
首が太めで詰まって見える人には特におすすめです。
シャツの素材や柄、色によって、涼しげな雰囲気に見せることができます。
麻混のシャツは通気性がよく、シャリ感があるので見た目に涼しげです。
汗をかきやすい人は冷感素材のシャツを選ぶといいでしょう。
ブルー系のシャツは爽やかな印象です。
もちろん、定番のホワイトもOKです。
柄は無地かストライプがスマートに見えるのでおすすめです。
企業によってはポロシャツやアロハシャツもOKのところもあります。
高温多湿の日本の夏を乗り切るためにはクールビズが必須です。
とはいっても、涼しければ何でも良いというわけでなく、会社や職種ごとにマナーや暗黙の了解があります。
辞令交付は企業からの辞令なので、失礼のないように受けましょう。
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