式辞の用紙の向きと書き出し位置について
実は、私達には小さな頃から式辞が読まれるシーンを何度も見ています。
そんな他人事だった式辞を書かなければいけなくなったとしたら?
ほどんどの人が、慌てふためいて困ってしまうはずです。
まずは基本中の基本、用紙の向きや書き出し位置について見てみましょう。
式辞が読まれるシーン
幼稚園の入園式・卒園式に始まり、小学校、中学校、高校、大学の入学式・卒業式等、学校関係だけでもこれだけ式辞を読まれるシーンがあります。
加えてスポーツ大会や入社式、結婚式、お葬式等、意外と身近なところで耳にしているはずの式辞を、自分が依頼される側になったとしたら、多くの方が困惑してしまうでしょう。
用紙の使い方も、書き出しも書き終わりも、式辞ならではのルールがありますので、一度学んでおく必要があります。
式辞の用紙と向き
上包みと中に入れる巻紙の用紙を準備します。
まず上包みについては、奉書紙を用いるのが一般的とされています。
スポンサーリンクですが最近は式辞用の用紙にセットで折り目付きのものが付いている事が多いので、必要な時だけ用意しましょう。
なお、式辞用紙はお祝い用の慶事用と、お葬式等で使われる慶弔用の2タイプありますので、くれぐれも間違えて購入しないようにしてください。
巻紙の用紙は約8cmの幅を目安に折り曲がった状態になって売られている事がほとんどです。
なお、上包みは祝辞の場合は左から開けるように包みますが、弔辞の場合は逆の右側から開けますので、向きを間違って包まないように十分に注意しましょう。
用紙は右側から左向きに書きますので、一番右に5cm辺の短い幅の部分がくるように置いて書き出していきます。
式辞の書き出しはどこから?
式辞の書き出しで迷うのは、どこから始めるかという点です。
短い5cm幅の部分を右向きにセットしたら、一番右の部分は余白として書かず、右から2番目は表題を入れる部分になりますので、本文の書き出しは右から3つ目の位置に当たる面を使用します。
なお、表題は面の中心より少し上の位置が書き出しとなります。
本文については、文章の上部は綺麗に揃える事と、文章と文章の間は1.5cmが目安に1幅(折)2〜3行を書き入れていきましょう。
式辞の用紙は、一般的な用紙と雰囲気も使い方もかなり異なります。
難しいと感じるかもしれませんが、市販の用紙なら上包みも付属していますし、折り目も最初から付いていますのでわかりやすく便利です。
スポンサーリンク