購入した店舗が閉店してしまった場合の製品の保証はどうなる?保証書は無効なのか?
電化製品などを購入した場合には購入店から保証書を受け取ることになります。
もしその購入した店が保証期間中に閉店してしまった場合にはどうなるのでしょうか?
店舗保証か、メーカー保証か
電化商品をはじめ、保証がついてくる製品があります。
メガネなど壊れやすい消耗品なども保証がつく製品として挙げられるでしょう。
こうした製品を購入する際には「どれぐらいの期間保証を受けられるのか」「どの程度まで保証が適用されるのか」をよくチェックしたうえで判断することになります。
同じ料金なら保証の内容が充実している方がより安心して購入できるわけです。
しかし製品の保証期間中に購入した店舗が閉店してしまうケースも起こり得ます。
ネット通販が普及して小売店が苦戦傾向にある現場ではとくにこうしたケースが起こる可能性が高くなっているとも言えるでしょう。
店舗がネット通販に対抗して保証内容を充実させる一方で経営難で閉店するリスクも抱えている、現在の小売業界ではそんな事情を抱えているとも言えます。
では閉店した店で購入した製品についてきた保証書はどうなるのでしょうか?
まず確認しておく必要があるのが、その保証書・保証内容が店舗独自のものなのか、それともメーカー保証なのかです。
メーカー保証であるなら保証書をしっかり保管して、保証期間内なら購入店が閉店してもメーカーに問い合わせることで保証を受けることができます。
問い合わせなどで少々手間がかかりますが、とくに問題はないと言えるでしょう。
しかし店舗が独自に用意した保証の保証書だった場合には基本的には保証は受けられません。
何しろその保証を提供していた店舗がなくなってしまったわけですから、保証そのものも消滅することになります。
店舗独自の保証書でも保証を受けられるケースも
ただしメーカー保証ではなく店舗が独自に用意した保証書でもその店舗が閉店した後でも保証を受けられるケースもあります。
それは購入店がチェーン店だった場合です。
この場合、購入した店が閉店してしまった場合でも、他のチェーン店で対応してくれる、あるいはそのチェーン店の修理部門などに直接送る・持ち込むことで修理・交換してもらえる可能性が高くなります。
大手の家電チェーン店の多くはこのパターンで対応しています。
そうなると個人経営で独自に行っている保証よりもチェーン店のほうがリスクが低く、またメーカー保証がもっとも安全、という評価となるでしょう。
これは製品購入時に保証内容をチェックする上での重要なポイントにもなりそうです。
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