南半球で日当たりの良い北向きの家が人気の理由

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北半球に位置する日本と違い、オーストラリア等南半球にある国では、日当たりの良い北向きの家が人気だってご存知でしたか?

 

なぜそのような現象が起きるのでしょうか。

 

北半球と南半球の季節の違いや太陽の動きから、その謎を読み解いてみましょう。

北半球と南半球の季節の違い

日本とオーストラリアでは、季節が真逆である事はご存知でしょう。

 

今日本が夏ならば、オーストラリアでは冬になり、日本が雪のクリスマスを迎える頃、オーストラリアではサンタのコスチュームで真夏のサーフィンを楽しんでいます。

 

なぜこの2国には季節の違いが生まれるのでしょうか?

 

この季節の違いを生み出す鍵は、「地軸の傾き」にあります。

 

地球儀を見ると少し傾いているのが分かりますが、これが地軸の傾きです。

 

北極と南極を繋ぐ軸を地軸と言いますが、真っ直ぐではなく23.4度傾いているのがポイントです。

 

6〜8月は北極が太陽の方向を向き北半球に光が良く当たる為季節は夏になり、逆に南半球はその裏側で太陽があまり当たらないので季節は冬になります。

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12月から2月の場合は、南極が太陽の方向を向いているので南半球が夏、北半球は冬という訳です。

太陽の動きの違い

太陽の動きについてはどうでしょうか。

 

日本では、太陽は東から昇り、南の空を通って西の空へ沈むのが一般常識とされています。

 

ですがそれは北半球の常識であって、南半球では東から昇り、西へ沈むのは同じでも、通る方角は「北」になります。

 

つまり、東から北、そして西へ沈むルートを辿り、影の動き方も太陽の動きに伴い北半球と南半球では逆回りになります。

日当たりの良い北向きの家が人気って本当?

もうおわかりかと思いますが、北半球と南半球では地軸の傾きにより、季節だけではなく太陽の動き方も逆になります。

 

つまり、真昼に太陽が上るのは北の空なので、「北向きの家が日当たりの良い家」というのが南半球に暮らす人々の一般常識となります。

 

要するに、日本で日当たりの良い南向きの家が人気なように、南半球では北向きの家が良しとされている訳です。

 

南半球では、太陽の動きが北半球の日本とは逆になる為、太陽は東から昇って北の空を通り、西へ沈んでいきます。

 

つまり、北向きは日当たりが良い家という事になりますので、人気があるのは当然なのです。

 

もしもオーストラリアやニュージーランドへ行く機会があれば、そうした視点で太陽を見るのも楽しいかもしれません。

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