干し柿を美味しく作るには日向と日陰、どちらがいいの?
渋みがある柿も、干すことで甘みが増してとろっとした食感も生まれます。
これから干し柿を作ろうと思った場合には、日光が当たる日向、また日が当たらない日陰のうちどちらの環境が望ましいのでしょうか。
この点について説明をします。
あまり日当たりがいい場所は避ける
日向の方がスムーズに柿が熟して美味しくなるというイメージを持っている方もいることでしょう。
しかし実際には、日向で干すと黒変してしまうことがあります。
これは直射日光が当たり、内部の温度が上昇してしまうのが大きな理由です。
温度が上がっていくと含まれている糖が黒くなっていきます。
美味しさも半減してしまいますし、見た目にも美味しく感じられないため、日光が強い場所で干し柿を作ることは避けなければなりません。
日陰は熟すのが遅くなる
あまり日光が当たりすぎる場所は黒変してしまうので、できる限り避けるようにしたいものです。
それでは日陰に干し柿を吊るすのがいいのでしょうか。
スポンサーリンク日陰に置いておくと、熟して行く時間が結構かかってしまいます。
とてもゆっくりと熟成されていくため、美味しく食べるまでに時間がかかります。
しかし黒変することがないため、見た目に関しては、悪影響はありません。
日陰と日向の中間に置くのがいい
日当たりが悪すぎる場所に置いておくと、熟していくまでに時間がかかります。
そのため日向のように日光があまり当たらないけど、暗すぎない程度の環境に置くのがベストです。
また干し柿を作るときには、雨が当たらないようにすることも重要なポイントです。
ちょうどいい環境に置きながら、雨が降りそうになったら場所を移動させるようにしてください。
風通しのいい場所を選ぶ
干し柿は湿気の多い場所に置くとカビが発生してしまうことがあります。
そのため日が当たらなくて暗すぎない環境の場所で、特に風通しのいい場所を選ぶことが大切です。
風が干し柿に当たることで湿気を防止できます。
またなかなか風通しがいい場所がない場合には、時間帯によって風が通りやすい場所を選び、時には干し柿を移動させるように工夫してみてください。
また周辺にあまり臭いが強いものを置かないことも大切です。
柿に臭いが移ってしまい、食べる時にその臭いを感じてしまうからです。
風通しが良く、日光が当たりすぎない日向と日陰の中間に干し柿を置くと、上手に熟成させることができます。
また甘みも強くなるので、初めてチャレンジする方でも簡単に美味しい干し柿が作れます。
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