正式名称がとても長い動物とは?

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ガンマラカントゥスキトデルモガンマルス・ロリカトバイカレンシスという学術名(正式名称)がついた甲殻類ヨコエビの仲間がいます。

 

数えれば51文字にも及ぶ長い正式名称で、世界最長の動物名とも言われています。

 

このように、長々しい学術名が付いている動物は意外とたくさんいます。

長い正式名称がついた動物の具体例

長い学術名の動物を種類別で挙げますと、哺乳類では『ニューギニアヒメテングフルーツコウモリ』というコウモリがいます。

 

こちらはパプアニューギニアに生息するフルーツを主食にしているコウモリで、名前のとおり、小さくてかわいいタイプの動物です。

 

それから、鳥類には『プエルトリコヒメエメラルドハチドリ』というハチドリ(ハミングバード)がいます。

 

ハチドリはヘリコプターのように空中でホバリングのできる珍しい小鳥で、空中に止まったまま花の蜜を細いくちばしで吸う特徴のある、かわいい鳥です。

 

昆虫にも長い名前がいます。

 

『セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ』は、触角の長いアブラムシということで名前が長くなってしまったとのことです。

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魚類ならば『ゴールディーリバーレインボーフィッシュ』という、かなり派手な名前が付いた魚がいます。

 

直訳すれば、『黄金の川に棲む七色に輝く金魚』というたいそうな名前になります。

 

動物の名前は発見者が好きなようにつけていいというルールがありますので、発見者の好みで凝った名前を付けるケースが少なくありません。

長い正式名称の動物は希少価値の高い動物が多い

生息数・個体数の多い動物は昔から世間で広く知られているために、すでにその地域ごとで名前が付けられている場合が多いです。

 

ですから、付けられている名前も誰もが呼びやすいように単純な名前になっていて、とくにこだわって付けたような名前は見られません。

 

つまり、比較的短い名前になるケースが多いのです。

 

一方、生物学者などが発見した新種の動物には、明らかに発見者の思い入れが十分に感じられるような凝った名前が付けられる傾向にあります。

 

これまで発見されなかったということは、世界的にも希少価値の高い動物であり、場合によっては絶滅の危機すら心配される貴重種でもあり得ます。

 

それだけに、普段はまず出会うこともありません。

 

動物園や水族館にでも行かなければその姿を見ることもないでしょう。

 

このような長い正式名称を知っていても、それが自慢話になる機会もごくまれであると言えるかもしれません。

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