お盆は祝日か?日本中で休日扱いになる理由
お盆の時期は日本全国で休暇の期間として取り扱われます。
業種によってはお盆の時期でも仕事になりますが、他の日に代わりに取ることが一般的です。
お盆は祝日かと考えてみると、実際はほぼ必ず休みだとしても、カレンダーを見ると祝日記載ではないことが分かります。
お盆は祝日か?それとも平日か?祝日法から外れた休み
お盆は日本国憲法で定められた祝日ではなく、カレンダー上は平日になっています。
ただ、お盆の期間にはとても多くの企業や公的機関が休業になります。
お盆は祝日かと言えば、正式には祝日ではないが休みであるという考え方が日本に根付いていることは確かです。
なぜお盆が祝日法で正式に祝日(休み)として認定されないかというと、地方ごとの事情が関係します。
多くの地域では8月13日から8月16日にお盆休みを取ることが多いのですが、地域によっては7月13日から7月16日、または8月下旬であったりと、地域の風習で日付に違いが生じています。
祝日法で日にちをしっかり定めてしまうと、伝統的な日程でお盆休みを設定している地域に混乱が生じると考えられます。
このため、お盆は祝日かどうかと考えると、正式に祝日として定められないのです。
スポンサーリンク企業はなぜお盆休みを取るのか
お盆休みを取らない企業はほとんどなく、多少日にちがずれたとしても、従業員にほぼ必ず数日ほどの休暇を取らせます。
なぜお盆休みを取るようになったのか調べてみると、古くは江戸時代までさかのぼることができました。
江戸時代に広まった「藪入り」という風習は、年に2回ほど奉公人が休みをもらい、実家に帰るものです。
この風習が受け継がれ、現代のお盆休みになったのだと言われています。
これがお盆が祝日かと迷う原因になったとも言えるでしょう。
現代の企業がお盆休みを設定するのは、この藪入りの風習が影響していると考えて差し支えないでしょう。
とはいえ、最近はグローバル化が進んだ影響か、お盆休みがない企業も増えています。
銀行と役所は関係なし!お盆でも開いています
世の中が一斉に休暇に入るお盆休みですが、最初からお盆休みがない業種もあります。
銀行と役所(区役所、市役所など)はお盆の期間でも開いており、必要な人が通常通りの手続きをすることができます。
銀行は銀行法により、土日祝日と年末年始のみが休みとなっています。
お盆休みは法的に平日扱いになるため、通常通り営業しています。
役所も普段と同様の時間帯に、普段通りの業務を行っています。
銀行や役所はお盆は祝日かどうか不安になりがちですが、お盆中でも必要な手続きがある人でも安心です。
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