祝日に月曜日が多いのはなぜ?休みを移動させる制度とは
日本には日曜日とは別にお休みの日があります。
ご存知「祝日」です。
正しくは「国民の祝日」と言い、法律で定められた日になります。
年に16日あり、休みが待ち遠しいと感じた経験は誰にでもありよね。
ところで、祝日は月曜日が多いのですが、なぜ月曜日が多いのかをご存知でしょうか。
月曜日が多い理由は制度にあり
祝日に月曜日が多い理由として挙げられるのが「ハッピーマンデー制度」です。
「週休2日」が当然となった現代において、余暇を満喫してもらう趣向から「祝日を月曜日に移動させる目的」で制定された制度です。
この制度で土曜日、日曜日、月曜日の3連休となりますので「この機会に実家へ帰省しよう」や「この連休を使って旅行に出かけよう」など計画も立てやすくなります。
さらには観光業などにも良い追い風となり、経済にも良い影響を与えるでしょう。
3連休あれば、身体を休めしつつ良い気分転換にもなりますよね。
ハッピーマンデー制度では「○月の第○月曜日」のように移動する日が設定されます。
上記の理由から「月曜日は固定」なので、祝日に月曜日が多いのです。
スポンサーリンク月曜日が休みの日ってどれだけある?
ハッピーマンデー制度によって「第○月曜日」と定められているのは4日です。
・成人の日(1月の第2月曜日)
・海の日(7月の第3月曜日)
・敬老の日(9月の第3月曜日)
・スポーツの日(10月の第2月曜日)
ハッピーマンデー制度で選択されるお休みの日は、元旦(1月1日)や文化の日(11月3日)と言った日付が決まっている日とは異なる為、日付を特定することができません。
なので、毎年の日付が異なってしまう特徴があります。
しかし、休みの日が無くなってしまうことはありません。
つまり、ハッピーマンデー制度で設定された連休だけで、年に4回は3連休と言うことになります。
勿論、5月のゴールデンウィークや8月のお盆休みなども含めれば、連休はさらに増えます。
素直に喜べない?連休のデメリット
連休が続くことで「ゆっくりできて嬉しい」や「もっと連休が欲しい」と言う人がいる一方で、月曜日が多いことで「困った」と言う人もいます。
例えば公共施設。
病院に行きたいのに連休が続いて通院できないと言った場合や、今すぐ市役所に相談に行きたいのに連休が邪魔をする場合も。
他にも、連休になることで納期が前倒しになり、スケジュール調整が難しくなってしまうこともあります。
日々の暮らし方は人それぞれです。
連休が必ずしも「良いことばかり」とは限りません。
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