「望ましい」の「ですます調」の表現とは?

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そのようにあってほしいという意味を言い表すときに、「望ましい・願わしい・期待する」といった言葉を使います。

 

特に、そうするのがふさわしいと表現するときには「望ましい」と使うことでしょう。

 

では、この望ましいを公式の場やビジネスシーン、目上の方との会話で使う場合、適切な表現はどうなるのでしょうか?

「望ましい」の「ですます調」とは

「望ましい」の「ですます調」は、「望ましいです」となり、文法的には「望ましい」という形容詞に丁寧語の「です」を接続させた話し言葉として使われます。

 

ただし、望ましいですと言い切るのはやや相手に押しつけがましいイメージを与えてしまうかもしれませんので、会話の状況に応じて使い方を判断する必要があるでしょう。

 

また、「望ましい」の「ですます調」として「望みます」とシンプルに言うこともできます。

 

こちらも自分の意思をストレートに相手に伝える言い方で、やや敬意が弱いこと、基本的に対等の立場の相手に使われる言葉であることから、ビジネスシーンや目上の人へはなかなか使いにくいかもしれません。

 

そこで、「望ましい」を謙虚に相手に伝えるために、「望ましいと思われます・望ましいと存じます」と言葉を付け加えるといいでしょう。

 

この「存じます」は謙譲語として相手を敬う気持ちが言い表せますから、自分の主張をかなりソフトに伝えることができます。

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「望ましい」の「ですます調」の代わりに使える表現

「望ましい」の「ですます調」である望ましいですは、やや自己主張が強めに出てしまいがちですので、それに代わるほかの表現をするのも良いかもしれません。

 

〇願わしいと存じます・願わしく存じます
「願わしい」は望ましいと同じ意味ではありますが、相手に懇願する気持ちを表現することができます。

 

自分の意思を主張するのではなく、相手の気もちを優先するため、目上の方やビジネスシーンでは使いやすいかもしれません。

 

〇希望いたします
「希望する」に謙譲語の「いたします」を付けることで、できればそうするようにお願いする気持ちが相手に伝えられます。

 

望みますよりはやや主張が弱まって、謙遜さが相手に伝わる言葉です。

 

〇期待しております
「期待」は願いがかなう気持ちを表現する言葉で、こちらも相手に与える印象はソフトになります。

 

公式の場や目上の方へ使っても差支えない表現でしょう。

 

「望ましいです」と言っても差し支えない場面と、もう少し謙虚に希望を述べたほうが良い場面と、会話の状況に応じて言葉を適切に選ぶことで相手への伝わり方や自分へ対する評価が変わってきますので注意しましょう。

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