新人の看護師なのに職務給ってもらえるの?
看護師として新卒で働き始めて、給料をいただくとさまざまな給料の種類があることに気付くはずです。
残業手当や住居手当などの手当に加えて、基本給の中身もいくつか分けられていることがあります。
医療機関によっては、給与明細の中に「職務給」という項目が設けられていることもあります。
新卒の看護師なのに、職務給という給料ももらえるものなのかと疑問に思うかもしれません。
そこで、職務給というのはそもそもどんな種類の給料なのか、看護師の給料体系はどうなっているのかをチェックしてみましょう。
新卒看護師は職務給が基本となる
入ったばかりの看護師でも職務給は出るものです。
というよりも、新卒看護師の基本給の中身は職務給が基本となることが多いのです。
職務給というのは、行っている業務の難度や与えられる責任、仕事の量といったものが基準となって給与額を決めるタイプです。
つまり、配置されている部署や業務内容によって決まり、新人であってもベテラン看護師であっても大きくは変わらない給料の種類なのです。
場合によっては、就業時間が長い新人看護師は、短時間勤務をしているベテラン看護師よりも職務給が多いということもありえます。
この仕事そのものを評価して給与額を決める職務給に対して、職員のスキルや経験を評価して決めるのが職能給というものです。
こちらは、持っている資格が高度であるとか、勤続年数が高いといった項目によって金額が変わるタイプです。
そのため、高度資格を持っていない限りは、新人が高い職能給をもらうことはなく、当然ベテラン看護師の方が高くなります。
看護師の給料体系
実際の給料体系は病院によってかなり違ってきます。
基本給のほとんどを職務給ベースとしているところもあります。
そうなると、難しい仕事をたくさんしている人ほど給料が高くなります。
一方で、経験年数を重視する年功給や職能給をメインとして給与計算をしているところだと、勤続年数の長い人ほど給料が高くなり、あまり仕事の内容は関係がなくなります。
そのため、どのくらい職務給がもらえるかという目安は、勤めている病院がどういった給料体系を用いているかによってかなり変わるのです。
全体的な傾向としては、新人の場合は経験年数が浅いので、職務給を中心とした計算をしてくれる方が有利となります。
こうした点も考えて、どの病院で働くとより良い給料となるのかを計算して勤務先を選ぶのも良いでしょう。
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