高速道路わきのフェンスのようなものにはどんな意味があるの?

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■フェンスのようなものにはたくさんの意味と目的がある
高速道路を走っていると、脇にフェンスのようなものが建てられている場所がいくつかあります。

 

道路の両側だけに設置されている場所もあれば、両側に設置されている場所などもあり、どんな意味があるのか不思議に感じたことがある人は多いのではないでしょうか。

 

高速道路わきのフェンスのようなものには、大きく分けて3つの役割があります。

 

1つ目はすぐそばにある住宅への音の配慮をした遮音壁という役割、2つ目は積雪地帯の吹雪対策、そして3つ目は、ゴルフ場のすぐそばで防球フェンスとしての役割です。

遮音壁の意味

高速道路のすぐそばに住宅街が広がっている場合には、遮音壁と呼ばれる高さ4メートルぐらいのフェンスが建てられていることがあります。

 

これは吸音作用を持つグラスウールを詰めたステンレスやアルミ製のフェンスで、まっすぐ立っているものもあれば、上の方が道路側に湾曲しているタイプなどもあります。

 

これによって、道路そばでも音の害をいくらか軽減することが可能となるわけです。

 

遮音壁は東名高速道路わきに多く設置されていますが、中でも首都高ではよく見かけることができます。

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防雪柵は東北や北陸に多い

東北地方や北陸地方、また北海道を走る高速道路には、防雪の目的で設置されたフェンスのようなものが多くあります。

 

防雪柵と言っても季節ごとに撤去されるわけではなく、年間を通してつけっぱなしになっているものが多いのですが、これは雪が降った時にドライバーの視界を確保するという目的、そして高速道路へ雪が積もることを防ぐ目的で設置されています。

 

遮音壁と比べると、パネルの隙間が大きいため、雪が降っていない時には外の景色を見ることができるという特徴があります。

 

もう一つ、ゴルフ場が多いエリアでは防球フェンスが設置されている所があります。

 

北関東自動車道の友部ICあたりなどはゴルフ場が多く存在していて、OBのボールが高速道路を走っている車両に当たることを防ぐために設置されています。

 

野球のバックネットのようにパネル状になっているものもあれば、上まですっぽり覆われていて鳥かごのような場所もあります。

 

こうしたフェンスのようなものは、そのエリアのニーズに合わせて設置されています。

 

もちろん、場所によっては予算の都合などでニーズはあっても設置が追い付いていない箇所はありますが、高速道路を利用する利便性と、地域住民の生活の質をどちらも妥協しないための対策法と言えるでしょう。

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