フェンスの設置費用を折半するのは普通?メリットとデメリットは?

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■フェンスの設置は簡単そうで難しい作業
隣家との境界線にフェンスを建てようかなと考えていたら、タイミングよく隣家から費用を折半しませんかと提案を受けた、ということは珍しくありません。

 

基本的には自宅に建てるフェンスは自分の敷地内に建てることになるわけですが、隣家もおなじことをすると二重に塀を建てることになり、美観的にイマイチとなってしまいます。

 

こちら側も相手側も塀を建てたいと希望しているのなら、費用を折半にして二つではなくて一つにしたほうが、なんとなくウィンウィンになるような気がしませんか?

 

ここでは、フェンスの費用を折半にする際に考えられるメリットとデメリットをご紹介しましょう。

メリットは費用面

隣家とフェンスを共同で設置する場合には、1つ目のメリットとして、コスト面で大きな節約ができるという点があります。

 

通常なら100%自己負担となるところを、半分だけで済むわけですから、お得ということになるでしょう。

 

2つ目には、美観を損なわないという点があります。

 

もしも自分たちと隣家とで全く異なる雰囲気のフェンスを二重に建てた場合、どうしても見た目がイマイチとなってしまいます。

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しかし、メリットばかりではありません。

 

デメリットを良く理解した上で費用折半に踏み切らなければいけません。

 

考えられる1つ目のデメリットとしては、希望するフェンスのスタイルや高さなど、スペックが一致するとは限らないという点があります。

 

2つ目には、将来的に起こるメンテナンスの費用負担はどうなるのかという所がうやむやになりやすいという点があります。

 

初期設置は問題なくコストを折半しても、数年後にメンテが必要になった時、それぞれの事情が変わっていて折半しにくい状況になっているかもしれません。

 

その場合でも、境界線上にフェンスが立っている場合には、どちらかの独断で勝手にメンテをする事はできないのです。

費用折半はトラブルの原因になりやすい

フェンスの費用折半は、後からトラブルになりやすいという声は多いものです。

 

境界線に関するトラブルが起こったり、メンテナンスの際に隣家が費用を払いたくないと言ってトラブルになったり、またデザインやスペックの面でももめやすいものです。

 

金銭以外にあまりメリットは期待できないので、もしも新規設置を考えているのなら、隣家との折半は考えずに、隣家に塀を建てる旨を伝えたうえで自分の敷地内に自分たちが気に入ったものを自己負担で建てるのが賢明です。

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