コンクリートのブロックのフェイスシェルって何?特徴は?

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■コンクリートブロックにおけるフェイスシェルとは
コンクリートのブロックに関する仕事をしている人にとっては、日常的に耳にする言葉の一つにフェイスシェルというものがあります。

 

一見すると、エステサロンのフェイシャルかな?なんてイメージしてしまう人はいるかもしれませんが、フェイスシェルはフェイシャルのことではありません。

 

コンクリート製のブロックは、長方形の形をした立方体となっていますが、この長手方向のサイド部分の小口部分をフェイスシェルと呼んでいます。

 

一方、短手方向についている小口は、ウェブという別の呼び方で呼ばれています。

フェイスシェルの特徴

コンクリートのブロックは、ただコンクリートを型に流し込んで固めたというだけではありません。

 

一つ一つの製品にスペックがあり、一見すると分かりにくいスペックも計算されています。

 

例えばコンクリート製の補強ブロックにおけるフェイスシェルでは、ブロックを横から見た時の上端と下端とで厚さが微妙に異なります。

 

これは、スペック上のズレというわけではなく、計算されつくした厚みの違いなのです。

 

ブロックの中には、上下がはっきり分かるデザインのものがありますが、無地のものだとどちらが上になるか分かりにくいものです。

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しかし、フェイスシェルの厚みを見ることによって、どちらが上なのかを把握することができます。

 

片方が厚く、もう片方が薄めの設計となっているフェイスシェルですが、薄い方を下端として取り扱います。

 

その理由ですが、境界線の塀などに使われることが多いコンクリートのブロックにおいては、強度が強く、引き抜きに対しての抵抗が強いことを求められます。

 

そのため、施工の際にはできるだけ隙間を作らないように施行するため、下側を若干薄くし、コンクリートやモルタルを詰めやすい設計となっているわけです。

 

高さのある塀をDIYで作る人はほとんどいませんし、一段だけ積む場合などには、そこまで厳密に強度を考えなければいけないことは少ないでしょう。

 

しかし、もしもどちらが上でどちらが下かを判断したい場合には、横の部分の厚みを比較して、厚い方は上だと判別することが可能です。

並べる際には目地で調整

コンクリートのブロックは、一つ一つ、若干サイズにずれがあります。

 

フェイスシェルの厚みが異なるだけでく、一つ一つの厚みや寸法がミリ単位でズレていることは珍しくありませんが、そうしたズレをカバーしながら積み上げなければいけません。

 

この時、ずれを調整するのは目地の役割りとなります。

 

目地で厚みを調整しながら全体的なバランスをそろえることができます。

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