シンビジウムの花芽が落ちる原因と対処方法

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■シンビジウムの花芽が落ちる原因
育てているシンビジウムに花芽がついてきて、次の開花を期待しているところに、段々と蕾が黄色くなってきて、最終的に落ちてしまうと、かなりショックを受けるものです。

 

蕾が一度黄色くなってしまうと、元に戻ることはありませんので、まだ蕾が緑色で艶やかなうちに対処しなくてはなりません。

 

蕾、つまり花芽が落ちる原因として考えられるのは、温度と湿度が生育に不適切であったということです。

 

シンビジウムは蘭の仲間なので、熱帯や温帯の気候が大好きです。

 

そのため冬には、サンルームや温室など暖かい場所で育てる人が多いのですが、それらの場所だと、夏に限らず冬でも30℃を超えることが多々あります。

 

30℃を超えた状態が、1週間から10日くらい続いてしまうと、花芽が落ちてしまいます。

 

温室やサンルームでなくても、例えば冬に暖房がきいた室内で育てていると、気がつかないうちに30℃近い室温となってしまうことがあります。

 

こうなるとシンビジウムにとってかなり負担がかかってしまうので、花芽が落ちる原因となってしまいます。

 

できれば、日中であれば、20〜25℃に、夜間であれば、7〜12℃の温度の中で育てるようにしてください。

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室内で暖房を使用している場合は、廊下に出すだけでも、適温を保つことができるので、おすすめです。

 

シンビジウムは水分不足や湿度不足でも花芽が落ちてしまいます。

 

やはり冬場の暖房は、室内の湿度をかなり下げてしまうので、暖房がきいている部屋から出したほうが良いでしょう。

 

蕾の時期は、水分を多く欲してくるので、鉢の中の土が乾ききらないように、毎日水やりをしてあげてください。

 

時々、葉っぱに水のスプレーをしてあげるのも良いでしょう。

 

開花すると、水分をあまり必要としなくなるので、乾燥しすぎない状態を保つことが大切です。

 

花が咲いている時期は、肥料は必要ないので、肥料の与えすぎには注意しましょう。

美しい花を咲かせ続けるために

来年も美しい花をつけるように、新芽を摘み取る「芽かき」という作業をしていきましょう。

 

春と秋の開花が終わった時期に行うのですが、新芽を全部放置してしまうと、株に大変な負担がかかるので、1つのバルブに1個の新芽を残して、あとの新芽は取り除いてください。

 

その際にありがちな失敗は、新芽と花芽を間違えることです。

 

新芽は細くて硬いのに対し、花芽は蕾ですから、ふっくらとして柔らかいです。

 

取り除くのは新芽のほうですから、間違えないように芽かきをしてください。

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