初心者が陥りがちなシンビジウムの花芽がつかない理由とは
■シンビジウムの花芽がつかない原因
丈夫で生命力のある花として人気のシンビジウムですが、初心者は花芽がつかない状態にしてしまって、葉っぱだらけのシンビジウムにしてしまうことがあります。
花芽がつかない理由は大きく分けて、植え替えと芽かきに原因があります。
通常、花が咲いたら、大体4月くらいまでに植え替えを行います。
5月くらいからシンビジウムは成長期に入るのですが、植え替えをしないでいると、鉢の中では根が絡み合った状態になってしまい、株が健康的に育たなくなります。
春には植え替えや株分けをして、シンビジウムが健康的に育つ環境を整えてあげましょう。
もし、開花の時期が遅く、例えば4月後半に花が咲いてしまった場合、今年の花を期待するなら、春に植え替えをせず、9月くらいに植え替えをするようにしましょう。
9月に植え替えをすれば、根が痛む心配がないので、今年中に花を咲かせることができるからです。
ただし、来年の花は期待できなくなりますので、来年花を咲かせたいと思うのであれば、勿体無いと思ってしまいがちですが、六分咲きくらいで花茎を切り取りましょう。
花を長期間楽しみたいがために、そのまま放置してしまうと株が傷んでしまうので、来年の開花が期待できなくなります。
スポンサーリンク花芽をつけるために芽かきを必ず行おう!
シンビジウム初心者が陥りやすい花芽がつかない原因は、ずばり芽かきをしていないということです。
芽かきとは、花が終わって成長期に入る4〜5月と開花前の10〜11月に行う芽を摘み取る作業です。
バルブと呼ばれる養分や水分を蓄える茎に新芽が生えてくるのですが、新芽が多すぎると株が弱ってしまって、花が咲かなくなってしまうので、1つのバルブに1つの新芽が残るようにしていきます。
初心者が失敗しやすいのが、花芽と新芽を間違えて摘み取ってしまうことです。
新芽は硬いですが、花芽は柔かく、ふっくらしているので、きちんと新芽を取り除いてください。
新芽か花芽か区別がつきにくい時は、花芽がふっくらしてくるまで、少し待ってから芽かきをしてください。
それからもう一つ初心者が起こしやすい間違いは、古いバルブを取り除いてしまうことです。
バルブは1回花を咲かせると、もう花を咲かせることはありません。
しかし古いバルブにはまだ養分や水分が残っており、これを新しいバルブに供給するという役割を担っています。
古くてスカスカになってしまっているのであれば、話は別ですが、そうでない限り、古いバルブは残しておいて、次の開花まで頑張ってもらいましょう!
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