内訳の読み方はないやく?うちわけ?使い方などと合わせて解説

スポンサーリンク

■内訳の読み方は「うちわけ」で「ないやく」ではない
内訳は「うちわけ」とも「ないやく」とも読めますが、正しい読み方は「うちわけ」です。

 

一方で「ないやく」というのは正しくは内約という漢字を当てます。

 

この2つはそれぞれ同じ読み方ができ、また共通する文字も使われているのですが、実際には大きな違う意味を持ちます。

 

内訳は主に領収書などの文書に使われる言葉で、取引で支払った金額や提供した物品の合計の内容を細かく分けて表記したものを指します。

 

例えば、請求書の合計金額が100万円だとした時、10万円のAという商品を10個購入したのがその100万円の構成であると表記しますが、それこそがこの内訳という言葉の意味合いになります。

 

一方で、内約は組織などの内側だけで行う約束のことを意味する言葉です。

 

具体的には提携する組織同士で外部には公表せずに、提携を行う約束をしたり、組織内の社員同士で昇格の約束をしたといった場合にこの内約という言葉を使います。

 

このように内訳は「ないやく」とも読めますが、実際に「ないやく」と読む内約との意味には大きな違いがあります。

スポンサーリンク

ビジネスの場などでこの2つの単語を間違って使ってしまうと、当然お互いに誤解を生み、それがトラブルを引き起こす原因にもなりかねません。

 

そのため特に社会人の方はこれらの2つの単語の読み方は正しく覚えておく必要があるでしょう。

内訳の具体的な使い方

内訳の使い方は様々な場面で考えられます。

 

例えば、最も一般的な使い方は取引上に関する「今回の工事費用の内訳を見ると、人件費がいつもよりも大きな金額になっていることがわかる」といった使い方が挙げられます。

 

この他にも何かしらのデータの内容を説明するように「今回はAが30%、B20%、そしてCが50%という内訳になっている」といったように使うことができます。

内訳には「ないやく」と読むケースもある

一般的に内訳は「うちわけ」と読みますが、翻訳会社では「ないやく」と読むこともあります。

 

翻訳会社で日本人の翻訳者が英語などに翻訳をした後、最後にネイティブチェックといって英語を母国語とする人に自然な英語になっているかチェックを行う作業があります。

 

この作業のことを一部では「ないやく」と読むことがあります。

 

ただし、これは翻訳業界という限られた世界での作業の呼び方で、かつ基本的には「ないやく」ではなくネイティブチェックと呼びます。

 

ですので、この翻訳業界に関わりを持たないのであれば、無理に覚える必要はないでしょう。

スポンサーリンク