職務経歴書はいつからあるもの?職歴はどこから書くべき?
転職する場合、履歴書とともに職務経歴書も作成して提出することになるでしょう。
ところで、この職務経歴書を作成する際、いつからの職歴から書けばいいのかわからないという人もいるのではありませんか?
また、職務経歴書はいつから登場したのか、気になる人もいるかもしれません。
比較的つい最近登場してきた職務経歴書
今の就活生にとっては当たり前になりつつある職務経歴書ですが、実は比較的最近になって出てきた書類です。
職務経歴書がいつから登場したのか、それは1990年代に入ったころではないかと言われています。
それより前は、採用試験の際には履歴書の提出だけで済んでいました。
職務経歴書の提出が浸透したのは、パソコンやワープロが普及したことと関係しています。
履歴書は今でも手書きが一般的です。
一方、職務経歴書はパソコンで作成することが多いでしょう。
パソコンやワープロがオフィスで普通に使われるようになってから、職務経歴書の作成や提出が広まっていったと考えられています。
職務とはいつからのことを指すか?
職務経歴書に記載する内容はそのものずばり、自分の今までの職歴についてです。
ここで問題になるのは、職歴はいつから書き込めばいいかという問題です。
いつから職歴として経歴書に記載できるかと言うと、一般的には学校を卒業してからの職歴と言われています。
もし新卒で正社員として就職したのであれば、この正社員の職歴から記載します。
中には学校を卒業した後、正社員としてではなく、契約社員や派遣社員として働き始めたという人もいるでしょう。
その場合、職歴はいつからになるのでしょうか。
この場合は、契約社員や派遣社員として仕事を始めたところから作成します。
学生時代や正社員として就職する前に、アルバイトやパートで仕事をしたことがあるという人もいるでしょう。
しかし、このアルバイトやパートの実務経験は職務経歴書には記載しないのが一般的です。
いつからの職歴を書くのかと迷ったら、正社員もしくは契約社員、派遣社員として働き始めたところからカウントしてください。
スポンサーリンクただし、いつから職歴とするか、例外でパートやアルバイトでも記載するケースがあります。
まず、アルバイトやパート以外の職歴が一切ない場合です。
もしアルバイトやパートを職歴としてカウントしないと、ずっと何もしなかったことになってしまい、採用担当者の印象が悪くなってしまいます。
いわゆるニートではなかったことを証明するために、アルバイトやパートの職歴も明示しておきましょう。
特に、長いことアルバイトで勤務していた場合、その部分をカウントしないと空白期間がかなり長くなってしまいます。
正社員として就職したけれども離職し、そこから長くパートやアルバイトで勤務していた場合も同様です。
この部分を職務経歴書に記載しないと、何も仕事をしなかったことになりかねません。
仕事をしていない期間が長いと印象付けないためにも、時にはアルバイト経験を書き込む必要もあるわけです。
職歴経歴書には基本全て書く
いつから職歴となるかが分かったのであれば、原則すべて書くように心がけましょう。
中には、「応募する職種と関係ないから」とか「勤務期間が短かったから」といった理由で途中省略してしまう人もいるようです。
しかし、このように本来書くべき職種を書かないと、後々厄介なトラブルになってしまうかもしれません。
職歴詐称を疑われる可能性もあります。
職歴詐称が発覚すると、せっかくの内定を取り消されるといったことも起こりえます。
また、すべての職歴を書かないと、いわゆる空白期間が生まれてしまいます。
何もしていない時期があると判断されてしまうのです。
空白期間が長ければ長いほど、書類選考で落とされてしまう可能性もあります。
そのような失敗をしないためにも、職務経歴書には自分もそれまでの職歴はすべて記載するように努めましょう。
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