海王星と天王星の違いは?

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地球は太陽から3番目に近い惑星です。

 

そのため「太陽系第3惑星」と呼ばれています。

 

地球と同じように太陽系の惑星として、水星・金星・火星・木星・土星などたくさんの惑星があるのですが、太陽から7番目と8番目に遠い惑星が「天王星」と「海王星」です。

 

この2つの惑星は何が違うのかというと、ただ太陽からも地球からも遠いわけではありません。

天王星と海王星は同じ「天王星型惑星」

太陽系の惑星は太陽から近い順に「地球型惑星」「木星型惑星」「天王星型惑星」の3つに別れます。

 

ただ太陽からの距離で分けられているだけではなく、大きさや惑星を形成している物質によっても分別しているのです。

 

天王星と海王星はこの中の「天王星型惑星」になります。

 

ちなみに天王星型惑星はこの2つの惑星のみです。

 

天王星型惑星の特徴は、メタンが多いとされています。

 

そして太陽からとても遠いため、極寒の惑星です。

 

どれくらい寒いかというと、マイナス200度くらいと言われています。

 

どちらもアンモニアを含む氷や水がたくさんあるとされており「巨大氷惑星」とも呼ばれているのです。

 

以前はこの2つの惑星は、木星型惑星の仲間でしたが、今では天王星型惑星と分けて呼ぶことになりました。

2つの惑星の違いとは?

同じ天王星型惑星と呼ばれる2つの惑星ですが、もちろん違う惑星なので違う点もあります。

 

まずどちらの惑星も見た目は同じ青色です。

 

大きさは天王星の方が大きいのが特徴となっています。

 

地球と同じように自転しているのは同じです。

 

地球は地軸が少し傾いているのですが、海王星も地球と同じように地軸が少し傾いています。

 

そのため、海王星にも四季があると言われていますが、太陽から距離がありすぎるためどの季節も極寒です。

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また、海王星の大気の風速はなんと時速2200キロもあります。

 

この点から、大気がとても活発的であると言われているのです。

 

太陽からの距離は天王星よりも遠いのですが、天王星と海王星の温度がさほど変わりません。

 

その点から、海王星には内部熱源がある可能性が高いとされているのです。

 

しかし、こちらについてはまだ仮説なので、まだ謎の部分となっています。

 

天王星は地軸が98度と、ほぼ真横に傾いています。

 

真横に傾いて自転をしているため、昼と夜がとても長いのが特徴です。

 

北極では昼と夜が42年ずつ変わると言われています。

 

1日単位ではなく数十年単位で昼と夜が変わるという点は驚く方も多いでしょう。

 

そして大気は海王星に比べて穏やかです。

 

このように、2つの惑星には違いがいくつかあります。

どちらも地球から遠すぎてまだ謎がありすぎる

天王星も海王星も、太陽から7番目と8番目に遠い惑星です。

 

「天王星型惑星」に分類されている2つの惑星ですが、同じ型に分類されているとはいえ、違いはたくさんあります。

 

太陽からの距離はもちろん、地軸の傾きや大気の状態など、挙げればキリがないのです。

 

しかしまだまだ2つの惑星には謎が多すぎると言われています。

 

これはどちらも地球から遠すぎるからです。

 

研究者がこの2つの惑星をもっと知りたい、研究したいと思っても、地球から遠いため探査機を飛ばすには予算や技術面の問題などがあります。

 

海王星は1989年に初めてボイジャー2号が辿り着いたのですが、地球を出発してから到着までに12年もかかったのです。

 

時間もお金もかかること、探査機の技術面など様々な問題から、なかなか2つの惑星を調べに行きにくいというのが現状となっています。

 

そのため、まだまだ謎が多すぎるのがこれらの惑星の特徴です。

 

これから先、予算や技術面、時間など様々な問題をクリアできれば、新しい発見があるかもしれません。

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