ウツボカズラの手入れのコツと注意点
■ウツボカズラの日常の手入れについて
壺のような形をした袋をたくさんぶら下げ、虫を袋の中に落として栄養分にする食虫植物のウツボカズラはここ最近人気となっており、ホームセンターなどでも買えるようになってきました。
食虫植物なんてうまく育てられるのかと不安になりますが、ウツボカズラの手入れのコツや注意点を知っておけばそれほど難しいものではありません。
ウツボカズラの手入れで日常に行うことは、温度と湿度の管理です。
ウツボカズラは高温多湿を好みます。
理想的な環境は、気温28℃、湿度80%ですが、多少前後しても問題はありません。
水やりは、乾燥してしまわないように常に観察して水やりすると良いのですが、ウツボカズラの場合は水が切れてしまうのを嫌うので、腰水栽培がおすすめです。
腰水とは植物の受け皿に水を張り、鉢を置いておく方法です。
受け皿に水が無くなったら補給すると良いでしょう。
ただし、夏場は毎日受け皿の水を取り替えるのがコツです。
水が温まってしまうと害虫や病気の原因になるからです。
また、霧吹きなどで葉や茎も潤うように水をかけておきます。
置き場所は暖かく日当たりの良い場所が良いのですが、夏場の直射日光は避けるようにしましょう。
冬は気温が下がるので、室内で保管した方が安心です。
スポンサーリンクウツボカズラの季節ごとの手入れについて
ウツボカズラの手入れで季節ごとに行うことを知っておきましょう。
春から秋は生育期になるため日光と外の空気に当てると株が丈夫に育ちます。
ここでしっかり株が育てば、安心して越冬できます。
夏は直射日光を避けるようにしましょう。
夏の強い日差しを浴び続けると葉焼けを起こしてしまいます。
外で育てている場合は、夏は半日陰で風通しが良い場所に置きましょう。
冬は特に注意しなければなりません。
ウツボカズラは熱帯地方の植物なので、寒さにとても弱いです。
20℃を下回るようになってきたら、室内に入れて育てます。
室内でも15℃以上の環境にしておくことが大切です。
冷え込む日はビニールや段ボールをかぶせると保温になります。
温室があればなお良いのですが、ビニールや段ボールでも十分保温できます。
冬場でも乾燥はしますので、霧吹きで葉水をするのを忘れないようにしましょう。
ウツボカズラの手入れのコツや注意点をまとめましたが、いずれも難しいことではありません。
部屋のインテリアとしても人気です。
食虫植物は栽培するのが難しいのではと思われているようですが、そんなことはありませんのでぜひチャレンジしてみてください。
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