ウツボカズラに雨水が入っても大丈夫なのか

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■ウツボカズラの捕虫袋の中身とは
食虫植物のウツボカズラは、壺のような形の捕虫袋の中に虫をおびき寄せ、袋の中に落とします。

 

落とし穴のようなものと考えれば良いでしょう。

 

一度その袋の中に落ちた虫は、いくら這い上がろうとしても滑って登れなくなってしまいます。

 

捕虫袋の中には水が入っていて、落ちた虫は溺死してしまい、消化されてウツボカズラの栄養となります。

 

虫が溺死して消化されると聞くと、なんて残酷なと思いますが、ウツボカズラも生きていくためにこのような進化が必要だったわけです。

 

この捕虫袋の中身は消化液と言われ、少しとろみがあります。

 

落ちた虫の体にとろみがまとわりついて逃げられなくなるのです。

 

もともと、この消化液は、自身が吸収した水分です。

 

空気に触れることで強酸性になり、落ちた虫のタンパク質が溶け、栄養分が吸収されるしくみです。

ウツボカズラの袋に雨水が入ったらどうする

ウツボカズラを屋外で栽培している人も多いですが、雨が降ってきた時は袋に雨水が入ってしまい、溢れてしまうのではないかと心配になります。

 

袋には蓋がついていますので、雨が入るのは多少防げます。

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もともと痩せた土地に自生していた植物ですから、雨に当たるのはあまり心配しなくて大丈夫です。

 

春から秋の暖かい季節であれば、雨でも外に置いたままで大丈夫です。

 

ある程度雨に当てた方が成長が良くなるとも言われています。

 

しかし、突然のゲリラ豪雨だと袋が取れてしまう恐れがあるので、そんな雨が降りそうな日は念のため屋内に避難させておいた方が安心です。

 

もし雨水が袋の中に入って水の量が増えたとしても、自身で調節して適量にしますのでわざわざ水を捨てなくても良いです。

もしウツボカズラの袋が空っぽになってしまったら

雨水が入っても大丈夫かと心配するのもわかりますが、逆に袋の中の水が無くなってカラカラになっていたらどうすれば良いのでしょう。

 

基本的に袋の中の水は自身で調節して常に袋の半分くらいの位置でキープしています。

 

もし袋の中に水がない場合は、スポイトなどで少し入れてあげると良いです。

 

自身で水の調節ができないということは、その袋は古くなっているのかもしれません。

 

空のままだと袋はいずれ枯れてしまいますので、もし枯れてしまったらそれは取り除いてあげると良いでしょう。

 

もし水を追加してまた元気になればそのまま観察しておいて大丈夫です。

 

食虫植物を栽培し始めたばかりだと、いろんなことが不安になるものですが、基本的なことを押さえておけばあまり心配することはありません。

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