お寺の落成式に出席する際のマナー、OKな服装とNGな服装とは?
お寺の落成式は落慶法要とも呼ばれ、たくさんの人が招待されます。
檀家や信徒の参列者も多いこのお祝い行事に出席する際には、どのような服装で行くのがマナーなのでしょうか。
関係者は最礼装が多い
お寺の落成式は、お寺の新築や改築など、建物の完成を祝うためのお祝い行事です。
落慶法要と「法要」が入っていてもお祝いの行事なので、喪服での参加はNGです。
この点は、まず最初におさえておきたい服装のマナーと言えます。
お寺の落成式を主催する関係者や檀家の人達は、モーニングを着用したり、紋付き袴などの最礼装で出席するのが一般的です。
そのため、出席する人は、それにふさわしい礼服を選べば失敗しません。
お寺なので和装の方が良いのかなと考える人は多いのですが、お寺の落成式には、和装の人ばかりではなく、洋装の人も数多く出席しています。
そのため、和装でも洋装でも、自分にとって勝手が良い方を選ぶと良いでしょう。
落成式において、自分のために特別席が設けられているような場合には、来賓として最礼装で臨むのが良いでしょう。
自分のために設けられている席に着席する来賓と、一般参列者とでは、同じお寺の落成式に出席する場合でも、マナーとなる服装の基準が異なるので注意しましょう。
ビジネススーツではマナー違反?
落成式に参列する場合は、どのような服装で足を運ぶのが良いのでしょうか。
お寺の落成式は、主催者側や来賓は、モーニングなどの最礼装で出席するお祝い行事です。
そのため、参列者でも可能なら、礼装で出席するのがマナー的におすすめです。
しかし、人によっては仕事の合間を見て参列することもあれば、参列後に仕事に行かなければいけないなど、様々な事情があります。
そのため、落成式へ参列する際の服装としては、余所行きの服装や、参観日のような服装でも、マナー違反にはならないとされています。
仕事中の人なら、ビジネススーツでもOKです。
スポンサーリンクOKな服装とNGな服装は?
どんなに余所行きの服装でも、何でもOKというわけではありません。
主催者側がモーニングや紋付き袴となるお祝い行事なので、出席する側も、それなりにマナーや冠婚葬祭を心得た服装で臨みたいものです。
例えば、余所行きの服装やビジネススーツでの出席なら、あまり目立たないような色合いやデザインのものを選ぶのが良いでしょう。
男性がビジネススーツで臨むなら、理想的なのはブラックスーツです。
黒色は、礼服の色と同じですし、格式高い色なので、お寺の落成式でも悪目立ちする心配がありません。
スーツをブラックにしたら、ネクタイはホワイトやグレーなど、明るくて華やかに見える色を選び、お祝い行事へという雰囲気を高めると良いでしょう。
普段のビジネススーツでは、ネイビーやグレーなど、黒以外の色を選ぶ人は多いものです。
こうした色のスーツでも、お寺の落成式に参列する場合には、マナー違反にはなりません。
ただし、普段すぎる雰囲気では、主催者に対して失礼に当たるため、全体をできるだけフォーマルな雰囲気にまとめるために、ネクタイは無地を選ぶのがおすすめです。
女性の服装でも、全体的に落ち着いた雰囲気を出せるようなスーツやワンピースを選びましょう。
また、スカートタイプのスーツなら、マナーという点でストッキングの着用をおすすめします。
ストッキングが好きではない人は、パンツスーツを選ぶと良いでしょう。
それでは、どんな服装がNGなのでしょうか?
慶事行事の中には、白はNGとなる結婚式のように、特定の色がNGになるものがあります。
しかしお寺の落成式においては、色のNGはありません。
その点は、安心です。
ただし、派手すぎる色やデザインの服装は、お寺の落成式だけではなく、どんな慶弔時においてもNGです。
できるだけ落ち着いた色とデザインの服装を選ぶのが、失敗しないコツです。
女性のスーツでは、スカートスタイルでもパンツスタイルでも問題ありません。
スーツではなくてワンピースでも良いですし、セットアップタイプやアンサンブルタイプでもOKです。
服の色は、フォーマルなので黒が理想的ですが、お祝い行事に参加するということで、ベージュとかパステルピンクなど、女性らしい色や明るい色でも、マナー違反になることはありません。
ただし、派手になりがちな原色や柄物は避けて、無地を選びましょう。
服装に合わせて、メイクやヘアスタイルなども、できるだけフォーマルな場に合ったスタイルに仕上げたいものです。
派手になり過ぎることなく華やかさを演出できるようなメイクやヘアスタイルなら、無難なビジネススーツでも、お祝いの雰囲気を壊しません。
お寺の落成式に和装で参列する時の注意点
お寺の落成式では、参列する人でも和装の人を多く見かけます。
和装の場合でも、ただ着物を着ればOKというわけではなく、フォーマルな慶弔時向けの色を選びましょう。
普段着っぽい雰囲気のあるものよりも、品があってフォーマルシーンでも映えるものを選ぶのが、和装で失敗しないためのポイントです。
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