浄化槽の排水ポンプが故障した!故障ケースと交換費用の目安とは

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浄化槽の構造の中でも、大きな役割を果たしているのが排水ポンプです。

 

複数箇所での排水不良、浴室やキッチンの水はけが悪い、トイレの流れがおかしい……こういった排水トラブルが起きた場合、ポンプの異常、寿命が原因かもしれません

一般的には長くて10年、排水ポンプの寿命がきたら?

水中で稼働する排水ポンプは、永遠に使える物ではありません。

 

家族構成、使用頻度によりますが、1人暮らしで20年使えたケースもあれば、5人家族では7年で故障した、というケースもあります。

 

無理にガタがきているポンプを使い続けると、上記の排水トラブルの他にも「大雨で駐車場から水が抜けず、浸水する」、「浄化槽、マンホールからの異音が止まらない」といったトラブルに発展する事もあるので、なるべく故障前の交換が望ましいです。

 

特に異常が感じられなくても、10年以上同じポンプをしている場合、交換すると「普通はこんなに水はけがよかったのか!」と、実は劣化していたポンプの異常に気づかされるケースもあるのです。

排水ポンプの故障原因は?

寿命以外にも、排水ポンプの故障原因は幾つか考えられます。

 

電源ケーブルの損傷、漏電、雷による故障といった電気系統の問題もあれば、インペラ(水を送り出す羽根車)そのものの物理的な損傷もあります。

 

知識と技術があれば、物理的な損傷については、その問題部位を自分で交換してしまう事で修理できてしまう事も可能ですが、あまり一般的な手段ではありません。

 

交換目安としては、修理しても1〜2年後に寿命で交換する可能性のある、経過年数6年以上のポンプは交換する、6年未満のポンプは水漏れ業者と、修理で済ませられる故障かどうか相談してみましょう。

 

物理的な損傷に比べ、電源系統の故障はどうしても交換しなければならないケースも多く、交換費用を見積もると「〇年しか使って無いのに、こんなにかかってしまうのか」と驚いてしまうかもしれません。

 

頻繁に交換費用による出費が起きないように、原因を精査してもらい、工事費がかかってしまうとしても長い目で見て、再発防止に対処していきましょう。

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気になる交換費用の目安は?

大まかな目安としては、ポンプ1台あたり〜50,000円で、これに諸費用がかかります。

 

排水ポンプの交換費用は、その時交換するポンプの台数、ポンプの種類によっても変化します。

 

ポンプ撤去・交換費で15,000〜25,000円、ポンプ処分費用で〜4,000円、その他消耗材や経費で30,000〜円ほどかかる事もあります。

 

ポンプ自体の価格は安い品が見つかれば10,000〜20,000円ほど削減できますが、交換費用それ自体は技術費・材料費に関わる物も多く、どうしてもまとまった額になりがちです。

 

浄化槽の排水ポンプ交換は、故障原因によってもかかる工数が変わり、それに伴い交換費用も変化します。

 

それだけに、一概に「交換なのにこんなにかかるのはおかしい!」とは言えない面もあります。

 

まずは排水ポンプ自体の費用で「1台50,000円はかかる」と理解した上で、大まかに+50,000〜の予算として、そこから業者の作業内容や見積もりに気になる点があれば聞いていきましょう。

排水ポンプは1台故障したら、もう1台も交換しないと駄目?

浄化槽は、一般的に、2台の排水ポンプが設置されています。

 

これは浄化槽内で1台ずつ交互に稼働することで、1台あたりの負担を抑え、寿命を延ばす効果が得られます。

 

しかし、浄化槽内で知らず知らずのうちに1台が故障して動かなくなっていた場合、残る1台が連続稼働し続けている事になります。

 

早めに気づけば故障した1台のみの交換費用で済みますが、年単位で1台に負荷がかかり続けた場合、そのまま使い続ける=寿命が減ったポンプを使い続ける事になってしまいます。

 

その為、寿命の減ったポンプが再度故障してから、別途で浄化槽内のバキューム費用等をかけてしまうより、浄化槽から水を抜いたタイミングで一緒に交換してしまった方が割安になるケースもあります。

 

業者に作業を依頼する段階で、「1台が故障してから、何年もう1台が連続稼働していたのか?」、「残る1台の劣化具合はどうか、修理で済ませられないか?」といった相談をして、2台交換か1台交換か自分で選択できるようにしましょう。

ポンプ購入もお任せしたい?水漏れ業者に依頼しよう

浄化槽は専門的な知識が必要な設備です。

 

その為、交換費用を安く上げようとするあまり、安かろう悪かろうな排水ポンプを自分で用意して、結局数年もしないうちに故障してしまい、再交換・交換費用が嵩んでは元も子もありません。

 

やはり最も確実なのは、その専門業者である水漏れ業者の人にポンプを見繕ってもらう事です。

 

浄化槽の働きは生活に密接しています。

 

一時の交換費用を安上がりにするより、可能であれば「安全・安心」な業者を口コミ等でさがし、依頼するようにしましょう。

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