義実家のぼっとん便所を水洗トイレにリフォームする際の上手な説得の仕方

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下水道の普及率が高い現代は、ほとんどの家庭で洋式の水洗トイレが設置されています。

 

しかし、結婚してパートナーの家を訪れた際に、義実家がぼっとん便所だったというお悩みは意外と多く、水洗トイレにリフォームしたいと考えている方がほとんどです。

 

特に、小さい子供がいる家庭ではこの考えが顕著であり、深刻な悩みとなっています。

ぼっとん便所とは

ぼっとん便所は別名汲み取り式トイレと呼ばれており、便器に空いた大きな穴に直接汚物を落とし、真下に設置した汚物の貯蔵タンクに一時的に汚物を溜め込む構造となっています。

 

このタンクに落ちる際のぼっとんという音がぼっとん便所の名前の由来となっていますが、別名の汲み取り式トイレは、貯めた汚物を処理するためにバキュームカーなどで定期的に汲み取り作業を行う、その工程を指しています。

 

ぼっとん便所は水洗トイレと異なり、水を使用しないため、水道代がかかることはありません。

 

しかし、汚物を溜め込む事による悪臭や害虫の発生が起こるという欠点があります。

 

また、便器に空いた穴は意外にも大きく、物や小さい子供などが落下する可能性があり、実際に乳幼児が転落するなどの事故が起こっています。

義実家のぼっとん便所を水洗にしたい!

義実家のぼっとん便所を水洗トイレにリフォームする場合は、完全に水洗トイレにする場合と簡易水洗トイレを設置する場合の2パターンが考えられます。

 

完全に水洗トイレにリフォームするためには、下水道もしくは浄化槽の設備が必要となります。

 

そのため、リフォームを開始する前に、それらの設備を整備することができるかの確認が必要となってきます。

 

義実家の所在地が山奥で、かつ周りの家も水洗トイレを利用していない場合はリフォームできない可能性があります。

 

もし下水道や浄化槽の設備が整えられそうならばリフォームを開始することができますが、ぼっとん便所と水洗トイレは汚物を処理する構造が全く異なるため、大規模な工事が必要になってきます。

 

工費に関しては自治体からの補助が望めますが、それでも100万円前後をかかってしまいますし、工期は数ヶ月単位に及ぶ可能性があります。

 

一方、簡易水洗トイレとは、ぼっとん便所の汲み取り式構造はそのままに、水洗トイレと同じような使い心地が体感できるトイレで、ぼっとん便所からのリフォームでよく採用されています。

 

汚物を貯蔵タンクに溜め込むことに変わりはないですが、タンクと便器の間を弁と水で塞ぐため、悪臭や害虫の逆流を軽減することができます。

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また、便器のグレードによっては、ウォシュレットや温水便座などの機能も搭載することができるメリットがあります。

 

リフォームの工事に関してもトイレの構造自体を大きく変えるわけではないため、早ければ1週間程度で終えることができ、その分費用も安く抑えることができます。

 

衛生面では水洗トイレに劣りますが、ぼっとん便所をそのまま使い続けるよりは遥かに快適なトイレ環境を作ることができます。

 

ぼっとん便所からのリフォームは、条件や望んでいるトイレ環境によってどちらを選択するか異なってきますが、手軽さを言えば、簡易水洗トイレのほうがおすすめであると言えます。

トイレのリフォームに関する上手な説得の仕方

義実家のぼっとん便所を水洗トイレにしたいと考えたとしても、義実家に住んでいる人たちが納得しない限り、実現は難しいと言えます。

 

もし、義実家のご家族がお金や工期を理由にリフォームを拒んでいた場合は、水洗トイレと簡易水洗トイレの工期と費用を具体的に説明し、簡易水洗トイレならば費用も工期も最低限で済むというように伝えてみましょう。

 

ただ単にお金や時間が取られてしまうことを懸念している人には、具体的に提示してあげることにより、リフォームした後のメリットと比較して考えることができるようになります。

 

もしお金に余裕がある場合は、費用を全額出すからと伝えてみるのも有効です。

 

また、義実家に住んでいる家族が、お金の問題とは関係なしに、このままのトイレでも構わないと考えている場合は、ぼっとん便所のままだと起こりうる未来のデメリットを例に出して説得してみましょう。

 

小さいお子様がいる場合は、子供が怖がっていることや便器の穴に転落してしまう恐れがあることを理由に、リフォームをお願いすれば、一考してもらえる可能性が高まります。

 

他にも、義実家の両親の老後を心配し、このまま和式トイレを使用し続けると、足腰が弱ってしまった場合に大変であるという未来を想像させることも有効です。

 

今は問題なく使用できていても、和式トイレで用を足すことが大変になってくることは必ずあります。

 

義実家の両親の思考が、リフォームへの懸念と将来的な安心を天秤にかけることができるように、親身になって説得するようにしましょう。

 

義実家は自分の実家と異なり、簡単にリフォームをすすめるわけにはいかないでしょうが、どうしてもトイレのリフォームを実現させたいならば、相手の気持ちを尊重しながら、丁寧に説明しましょう。

 

そこで納得してもらえれば、スムーズに話をすすめることができるはずです。

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