二人暮らしの場合、汲み取りトイレの汲み取りの頻度はどれくらい?

スポンサーリンク

汲み取りトイレは、どんな地域で利用されることが多いのでしょうか。

 

また、二人暮らしの場合では、その汲み取り量や、頻度はどれくらいになるのでしょうか。

 

汲み取りトイレにも、ボットントイレと簡易水洗タイプがあるので、それぞれに合わせてお教えします。

 

また、汲み取り料金がどのように算出されているかについてもお伝えします。

汲み取りトイレとは?

汲み取りトイレは、水洗トイレと違って下水道に排泄物を流すのでなく、一定期間トイレのタンクに溜めて、汲み取り業者のバキュームカーに吸い込んでもらい、その後の処理を依頼するトイレのこと。

 

下水道は全国くまなく普及しているのではなく、80パーセント程度に止まっています。

 

東京、神奈川、大阪などは、100パーセントに近い普及率を誇っていますが、その一方で徳島、和歌山、高知などは未だに普及率は低のです。

 

このような人口密集率が低い地方は、コストの関係から下水道が普及しにくい傾向があり、そうした地域では汲み取りトイレを利用しています。

 

このトイレの良い点は、下水道が整備されていない場所でもトイレを設置することができることと、災害などの非常事態にも利用できるということです。

 

反対に悪い点は、臭いが気になることと、定期的に業者に汲み取ってもらわないといけないこと。

 

特に臭いについては、暑い夏場はさらにひどくなります。

 

それに、防虫剤を撒いていてもハエやゴキブリなどの虫が湧いてしまうこともあります。

スポンサーリンク

二人暮らしの汲み取り頻度は?

人間は、一日に1.3リットル排泄すると言われています。

 

二人暮らしの場合だと、排泄量は一日2.6リットルとなり、それを月に換算すると、80.6リットルです。

 

ボットントイレと言われている水を流さずにトイレの真下にあるタンクに排泄した、し尿が溜まるタイプだと臭いはありますが、タンクに溜まるペースは遅く、汲み取り頻度は少なくて済みます。

 

単純に計算すれば、二人暮らしならタンクの容量は、100リットルでも間に合うでしょう。

 

しかし、来客があったり、災害時に想定していた頻度で汲み取りに来てもらえないことがあるかもしれないと考えると、タンクの容量は最低でも300リットル程度が目安となります。

 

バキュームカーに来て汲み取ってもらう頻度は、その汲み取り業者や契約によって、毎月なのか、2か月から3か月に一回なのか、それとも半年に一回なのか変わってきます。

 

お住まいの地域の汲み取りの頻度に合わせてタンクの容量を決めるのも、ひとつの方法です。

 

また、同じ汲み取りトイレでも、簡易水洗タイプは排泄したし尿と水を一緒に流し、屋外に設置してあるタンクに溜めます。

 

この場合、タンク内のし尿と便器を繋ぐ部分に水が張る状態となり、し尿が空気に触れないため、臭いはかなり軽減されます。

 

ただし、流す水もタンクに入るので、汚水は一人一日当たり約3リットル、二人暮らしなら一日6リットル溜まります。

 

ボットントイレと比較するとおよそ倍の量となります。

 

それを月に換算すると、186リットルとなります。

 

200リットルの容量のタンクでも大丈夫そうに思えますが、先程と同じで来客時や災害時に備えて、容量の多いタンクをお選びになるのをおすすめします。

 

簡易水洗タイプは、汚水が溜まるペースが速いので、二人暮らしだとなおさら汲み取りの頻度は多くなる傾向にあります。

二人暮らしの汲み取り料金は?

料金の単価は地域によって異なります。

 

それは、し尿の汲み取りとその後の処理にかかる経費は、自治体が算出しているからです。

 

そのため、人口密集率によって、バキュームカーのガソリン代や維持費、人件費などに影響が出るので、料金に差が生じるのです。

 

同じ市内、二人暮らしという条件でも、区町村によって細かく料金が分かれているケースもあります。

 

気になる方は、役所に聞いたり、ホームページを閲覧すると、その算出方法が確認できるはずです。

 

料金は、汲み取った容量に応じて決まるところもありますが、一般的なのは、二人暮らしの場合、基本料金があって、そこに一人当たりの使用料×そのトイレを使用するご家庭の人数である2名分の金額をプラスしたものが、料金となるケース。

 

二人暮らしとは言っても、在宅している時間が短くて、ご自宅のトイレはあまり使用しないという場合も、このケースだと関係なく料金は一律となります。

 

また、簡易水洗タイプは流す水が含まれるため、ボットントイレのおよそ2倍の料金になります。

 

簡易水洗タイプでは、ウォシュレットや便座の自動開閉などの機能が付いた高機能トイレを設置している場合も。

 

ウォシュレット機能が付いていると、その分使用する水が多くなります。

 

そのため、ウォシュレットなしの簡易水洗タイプと比較すると、料金も1割程度高くなるでしょう。

 

また、汲み取りの頻度が毎月の場合でも、半年に一度の場合でも、一年単位での料金を比較した時に、そこまで大きな差はないようです。

スポンサーリンク