名刺をもらったらお礼の連絡は必要？それとも必要ない？

ビジネスシーンでは名刺をもらったらお礼の連絡メールを送るのが一般的です。

この連絡にはどんな意味があるのかと疑問に思う人もいるものの、多くのビジネスパーソンは名刺をもらったら行うこの連絡を非常に重要なものと見ています。

なぜなら、この連絡の有無が、それ以降のビジネス拡大や人脈形成に大きな影響を及ぼすからです。

営業で外回りをする人や、企業間の交流会などのイベントに参加する機会が多い人は、名刺交換の機会が非常に多くあります。

そうしたケースでは、注意していないと名刺交換が習慣化してしまい、その重要性を見失ってしまうというリスクがあるのです。

ビジネスパーソンにとって名刺は「人脈作りの基礎」となるものですから、名刺をもらったらお礼の連絡をすることを決して怠らないようにしましょう。

ビジネスシーンでは一日に何十人もの人と名刺のやり取りをするということがあり得ます。

お礼の連絡を通して、名刺を交換した相手へ自分の存在を強く印象付けることができるわけです。

自社の製品やサービスをアピールしたい相手から名刺をもらったら、競合他社がアプローチをかける前にお礼の連絡を通してアクションを起こしましょう。

そこで幾つかのポイントを抑えておくことで、連絡の効果を最大限に高めることができるはずです。

名刺をもらったら、メールでそのお礼をするようにしましょう。

名刺に書かれている電話番号にかけて連絡をすることも可能ではあるものの、相手が応対できるタイミングや時間を正確に予測することは困難です。

電話を掛けたタイミングで相手が応対できるとしても、相手の仕事を中断させて時間を奪ってしまう結果にもなりかねません。

忙しくしているタイミングで電話をかけてしまうと、相手に与える印象も良くないでしょう。

好印象を与えて自社をアピールするためのお礼が、逆効果になるというのは残念なことです。

一方、メールであればそれらのリスクはありません。

ですから、名刺をもらったら、そのお礼はメールで行うというのがスムーズで自然な方法です。

名刺をもらったら、お礼のメールは可能な限り早いタイミングで送りましょう。

パーティーや懇親会のような大きなイベントでは、一度に大人数と名刺交換をするものです。

そのため、フォローが遅くなると、わずか2、3日後であっても相手からすると「どのタイミングで会った人だろうか」と悩んでしまうことが多いのです。

ですから、名刺をもらったら、そのお礼の連絡メールは、可能であれば当日中に送信しましょう。

夜遅めのイベントなどで名刺をもらったら、連絡は翌日の午前でも問題ありません。

いずれにしても、遅くとも翌日にはメールを送り、相手の記憶に残りやすいように働きかけることが大切です。

お礼連絡でメールを送る場合、件名に注意しましょう。

多くのビジネスパーソンはすぐにメールを読むことができないタイミングでも、件名だけはチェックすることが多いのです。

その件名に含まれている内容で、相手方に自分を思い出してもらえれば、それは効果的なお礼メールになったといえます。

そのためには、件名に「誰が」「なぜ」送ってきたメールなのかわかるよう、内容を簡潔に含めましょう。

イベントで名刺をもらったら、そのイベント名を含めるのも良いでしょう。

そうすることで、どこで挨拶をした人から届いたメールなのかすぐにわかります。

自分の会社名などは本文に含めればよいので件名には含めません。

お礼の連絡メールは、名刺交換から人脈へと発展するためのカギですから、相手にとってわかりやすく気持ちよく受け取れる件名と内容になるよう心がけましょう。