ご親切でご丁寧のように「ご」が重複する尊敬語の使い方は正しい

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たとえば、ご親切でご丁寧のように「ご」が重複する尊敬語もあります。

 

一見、正しい使い方なのかわからないと思う人も多いでしょう。

 

今回はこうした敬語の使い方について考えます。

 

正しい敬語を使いたいと思う人は参考になさってください。

「ご」が重複する尊敬語の使い方は良いのか?

ご親切でご丁寧のように「ご」の字を重複させる尊敬語の使い方は、くどいような感じがするのでNGではないかと思う人も多いでしょう。

 

しかし、この使い方は正しいのです。

 

そもそも尊敬語とは、話し手が話題の主を高めるための表現になります。

 

接辞といわれる「ご」をつけるのも、話題の主に敬意を払っているからです。

 

したがって、ご親切でご丁寧のような重複させた使い方も間違っていません。

あえて重複させなくても良い

ご親切でご丁寧のように接辞語を重複させるのは、文法上間違った使い方ではないのですが、文字にしてみると余り見栄えが良くないです。

 

そのため、「ご」を一つとっても良いでしょう。

 

たとえば、「ご親切でご丁寧」ではなく、「親切でご丁寧」としても大丈夫です。

 

確かにこのように書くとすっきりします。

 

書き方のバリエーションとしてとらえるのもありでしょう。

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重複する敬語のNG例

ご親切でご丁寧のような接辞語が続く尊敬語の使い方は間違えではないとわかりましたが、その他の使い方で間違っているやり方もあります。

 

どんな間違えなのかご紹介します。

 

例えば、敬語を二重に使う二重敬語というNGの使い方があります。

 

例文を挙げましょう。

 

「ご覧になられます」という言い方は二重敬語で、正しくは「ご覧になります」という言い方です。

 

また、「お帰りになられますか」という言い方も同じように二重敬語で、「正しくはお帰りになりますか」となります。ご注意ください。

容認されている二重敬語もある

社会的に慣用されている二重敬語もあります。その例をご紹介しましょう。

 

いずれも何気なく使っている言葉です。

 

「お召し上がりになります」という表現です。

 

「お」という接辞を使った尊敬表現と召し上がるという尊敬語の組み合わせになっています。

 

両方が敬語表現なので、二重敬語ですが、社会的に慣用になっているので許される使い方です。

 

ご親切でご丁寧のように接辞語が重複する尊敬語は、正しい使い方です。

 

ただ、くどく感じてしまうので、接辞語を一つ取って使うこともできます。

 

許されていない敬語の使い方は、ご覧になられるのような二重敬語などです。

 

注意しましょう。

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