支社から本社への転勤は栄転か?

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多くの支社や営業所を抱えるような大手企業で働く人にとって、本社からの異動や他支社への転勤は付きものです。

 

こうした異動にはさまざまな呼び方があり、栄転・昇進などと言われることもあれば、転勤左遷のように言われることもあります。

 

では、こうした言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

また、支社から本社に転勤という辞令は栄転と捉えていいのでしょうか。

人事異動の呼称の違いについて

人事異動の際の呼称の中でも、一般的によく使われる語句の違いを確認しておきましょう。

 

まず「栄転」という言い方ですが、昇進という形での異動、また多くの社員が働きたいと願う、いわゆる花形部署に異動することを指して用いられます。

 

例としては、営業成績や手腕を買われて、一営業所勤務から本社勤務へと招かれる場合がありますし、総合職と呼ばれる部署への異動も栄転と見なされます。

 

次に「昇進」という言葉ですが、簡潔に言えば、地位や立場が上がることを指します。

 

平社員だった人が係長になったり、部長から専務への立場への変化は昇進と呼ばれます。

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では、異動とはどのような意味でしょうか。

 

異動とは一般的に勤務先において仕事をする部署や役職が変化することを言い、社内での組織変更に伴う社員の配置転換とも言えます。

 

異動に伴ってさまざまな業務を行わせることで社員の能力を高めることができますし、社員にとってはキャリアアップするチャンスとも言えます。

 

異動には広い意味合いがあるため、降格や転勤、さらには出向なども異動に含まれます。

支社から本社への転勤は栄転か

憧れていた本社への異動は栄転と結論してもいいのでしょうか。

 

もし大企業の本社への異動であるならは、栄転と考えられます。

 

例えば、銀行や不動産業等、全国的にビジネスを展開している企業での本社への転勤は、栄転と捉えることができます。

 

大企業ではほとんどの社員が支社あるいは支店での勤務ですが、その中で本社への異動を打診されるということは、才能を認められていることと会社側の期待の表れです。

 

実際のところ、本社で働いている社員は、支店で経験と実績を積んでから異動する人が多いです。

 

とは言え、支店・支社が少ない会社の本社で働くことは必ずしも出世とは言えません。

 

例えば、支社がいくつかの大都市に配置されているのみの会社なら、本社への異動が必ずしも栄転につながるわけではありません。

 

こうした異動は、単純に担当エリアの変更という場合があるからです。

 

本社でしか扱っていないような職種あるいはポジションでの仕事に異動ということであれば、それは栄転と見なせるでしょう。

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