苔玉の盆栽に適しているのは、黒土とケト土のどっち?2つの土の違いとは

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最近話題の苔玉(こけだま)の盆栽。

 

平成になってから考案された比較的新しい盆栽の一種です。

 

自宅で植物を飾って癒やされたい。

 

でも通常の盆栽は値段が高いし、育てるのが大変そう、と感じる方でも手が出しやすい値段で、育てやすいため若者を中心に人気を集めています。

 

苔玉の盆栽は選んだ草木の根の部分を土でコーティングした後、土の部分に苔を貼り付けるといった作り方をしています。

 

出来た苔玉は、鉢に入れたり、ガラスケースに入れたりと、自由に自分の世界観が作れるのが魅力です。

 

しかし、草木の根をコーティングするための土はどれを選べば良いのか迷いますよね。

 

土にはいろんな種類がありますが、有名なのはケト土や黒土です。

 

どちらが苔玉には適しているでしょうか。

 

そもそもこの2つの違いとは何でしょうか。

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黒土は庭の土用。ケト土は盆栽用に使える

黒土とは、関東ローム層で採れる黒色の火山灰土のことです。

 

別名は黒ボクと呼び、その名の通り黒色をしています。

 

黒土は植物栽培の基本となる土です。

 

庭や畑などで用いられることが多く、造園屋に庭に土を入れてほしいと依頼すると、黒土が一般的に採用されやすいです。

 

軽くふかふかしていますが、栄養分は不足しているため単体では育てられません。

 

土の性質を変えたり、補充する目的で使用します。

 

保肥性が高く養分を貯めておけて微生物が働きやすくなるため、野菜を植えると大きく立派に育ちやすいという特徴があります。

 

保水力が良いため水分を溜めておけますが、排水性は悪いため根に水が溜まり、根腐れがしやすいです。

 

ブレンドする際は水はけが良い土を多めに入れるのがポイント。

 

盆栽の苔玉には適していません。

 

ケト土は、葦(あし)や苔という河川や沼に自生する植物が枯れて、長い月日を経て粘土状の土に変化したものです。

 

水を含むと粘着性が増し、乾くと乾燥しかちかちに硬くなることから盆栽や苔玉に用いられています。

 

他の土とケト土を混ぜて苔玉に使う場合もあります。

 

ケト土は枯れた植物が変化したものなので色は黒いです。

 

通気性はないため、黒土のような庭や畑で使われることは少ないです。

黒土やケト土はどこで買える?

黒土やケト土は造園屋や建材屋、ホームセンターで購入することができます。

 

または、農家に聞いてみて余った土を譲ってもらうこともあります。

 

黒土は園芸用土としては安く購入できますが、ケト土は高めです。

 

年々採取しづらくなっている希少な土なため、黒土よりも10倍くらいの値段がつくこともあります。

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