培養土の寿命はどれくらい?使い切った方が良いのはなぜ?

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プランター菜園を始めてみたいのでホームセンターで培養土を購入したものの、使い切ることができず余ってしまった、このような経験はありませんか?

 

培養土をたくさん買ってしまい、結局保管したままになっている場合、その土を再び使用することはできるのでしょうか。

土に寿命はない

培養土を購入すると気付くのが、用土にはいわゆる寿命が記載されていないことです。

 

食品などは全て賞味期限や消費期限が設定されていますが、用土類は有効期限が書かれていません。

 

実は培養土などの用土類には寿命はありません。

 

農薬類には使用期限がありますが、これは薬効が時間とともに衰えてしまうからです。

 

用土は半永久的に使用することができます。

なぜ寿命がないのか

もし購入した培養土が腐ってしまったら使えないのでは?と思うかもしれません。

 

もちろん腐食というのは決して良いものとはいえませんが、自然界では土の中に含まれている常在菌が葉などを分解する役割を果たしています。

 

自然分解して行く過程で、栄養素が作り出され、肥沃な土地が生まれます。

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培養土も同様に常在菌が中に含まれる有機物を分解するので、土の成分そのものが変化することは少ないと言えるでしょう。

使い切った方が良いのはなぜ?

でも土が余らないようにできるだけ使い切ったほうが良い、ということを聞くことがあります。

 

これには実は理由があります。

 

前回余った培養土に新たに買ってきた別の土を混ぜて一緒に使う、ということもあるかもしれませんが、混ぜて使ってみたものの、植物の生育があまり良くなく、結局枯れてしまった、このようなケースが実際に生じます。

 

その理由として、市販の用土類には配合されている肥料などに違いがあるからです。

余った用土を再度使うには

植物も生き物ですから、肥料など異なる養分が混ざり合ってしまうと、栄養素を吸収しにくくなり、だめになってしまうことがあります。

 

これは私たちにも言えることですが、同じ醤油でも濃口や薄口といった種類があり、それぞれを混ぜて使うと味が変わってしまい、そのような醤油は使わなくなってしまうものです。

 

同様に植物も、違う栄養素がブレンドされた別の種類の培養土をそれぞれ混ぜて使うと、栄養素を吸収しにくくなってしまうのです。

 

用土類には寿命はないものの、配合されているものが異なるので、もし余った用土を再度使いたいと思う場合には、同じメーカーの同じ種類の培養土を購入することをおすすめします。

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