廃業の際に挨拶回りは必要?マナーについて解説
自営業をしてきて、この度いろいろな理由で廃業することになったとします。
この場合、やはり取引先など今までお世話になったところには挨拶回りをした方がいいでしょう。
挨拶回りをする方法とどのような点について気を付けるべきか、マナーなどには細心の注意を払ったほうがいいでしょう。
廃業の挨拶回りはすべきか?
もし廃業を決めた場合、会社の所有している財産を処分する、融資際の債務の返済、廃業届、会社の清算登記などやるべきことはいろいろとあります。
その中には弁護士や社会保険労務士、司法書士、行政書士などにお任せする人も多いでしょう。
中には取引先の挨拶回りについても、代理人をお願いしている弁護士に代行してもらう人もいるようです。
しかしもしお世話になっている取引先があれば、廃業の挨拶回りは自分で行ったほうがいいでしょう。
弁護士にあいさつ回りをお願いする方法もあるにはありますが、人によっては「当人が挨拶に来ないのか?」と不満に感じるかもしれません。
特に長いお付き合いをしてきたところには、自分で挨拶回りするのがおすすめです。
スポンサーリンク廃業の挨拶状を作成する
全部の取引先にあいさつ回りをするのはスケジュール的に厳しいという場合もあるかもしれません。
その場合には廃業した旨を伝える挨拶状を作成するのも一つの方法です。
挨拶状を作成するにあたって、いくつか注意すべきポイントがあるので頭に入れておきましょう。
まずタイミングですが、少なくても2〜3か月前までには送付できるように準備してください。
というのも取引先や得意先に迷惑をかける可能性があります。
支払いに関して売掛金や買掛金など後日手続きをするものもあるでしょう。
このような支払いに関するトラブルを回避するためには、時間的に余裕を持った方がいいです。
どのようにして伝えるかも考えどころです。
文面に決まったルールはありませんが、これまでの取引に関するお礼と廃業することで先方に迷惑をかけることに関するお詫びの内容は盛り込むべきです。
廃業するにあたっての理由についてどう書くべきかで迷う人もいるでしょう。
これは事務的な感じで伝えればいいでしょう。
あまり感情的なことを書くべきではありません。
もしかすると今後また相手と何かかかわりを持つこともありうるからです。
あと廃業する日時については明記しておいた方がいいです。
日付を明記することで、相手もいろいろと準備できるからです。
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