事業場とは?「じぎょうじょう」「じぎょうば」正しい読み方はどっち?
仕事における安全衛生について学んだり、関連事項を適応するときに、よく出てくる言葉「事業場」。
よく耳にしますが、実際はっきりとした定義を知らないまま、漠然と使っている人も少なくないようです。
労働安全衛生に関連する法律では、事業場を1つの単位とし、規模や業種などに応じて、工事計画を届け出たり、安全衛生の管理の体制を規定することが求められています。
正しく把握していないと、知らないうちに違法な体制となってしまうかもしれません。
また疑問に感じている人が多いのが、事業場の読み方です。
「じぎょうじょう」か「じぎょうば」どちらでも意味は通じますが、正確な読み方についても理解しましょう。
事業場とは?
事業場とは、継続的な作業を同じ場所で組織的に行う場所のことです。
店舗や事務所、また工場などです。
注意してほしいのは、同じ場所でと定義されているため、運営元の会社は同じでも別の場所にあると、別の事業場と見なされます。
また、同じ場所でも、作業内容が大きく異なる部門がある場合、その部門は別個の事業場となります。
スポンサーリンク例えば、自動車の販売と整備工場が同じ場所にあるケースなどです。
別になる理由は、作業内容が違うため、安全衛生の管理が異なることが理由となります。
例外的に、場所が違っても同じ事業場と見なされるケースもあります。
例えば、かなり小規模で、人数も少なく、作業も継続して行われていないなど、組織的また事務的な能力がさほどない場合などは、例外的に扱われます。
「じぎょうじょう」か「じぎょうば」。正しい読み方とは?
パソコンに入力する場合、「じぎょうじょう」と入力しても、「じぎょうば」と入力しても「事業場」と変換可能です。
とはいえ、どちらが読み方として正しいのか気になることでしょう。
答えは、どちらも正しい読み方です。
音読み(じぎょうじょう)と訓読み(じぎょうば)の違いであり、どちらも使用されています。
とはいえ、一般的には規模の大きさに応じて、使い分けられている場合が多いようです。
「じぎょうじょう」がより規模の大きいところを指し、「じぎょうば」がより小規模のところに使用されているようです。
一定の基準となる人数や広さが決まっているわけではないので、厳密に使い分ける必要はありません。
どちらか迷う時は、「じぎょうば」ではなく、より一般的に使われている、「じぎょうじょう」の方を使用しましょう。
事業場の読み方や単位について理解し、労働安全衛生法を正しく適用していきましょう。
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