事務局・事務室・事務所の3つの大きな違いとは

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事務局・事務所・事務室は、どれも「事務」が共通しているよく似た名称です。

 

ですがこの3つの違いをちゃんと答えられる人は、意外に少ないのではないでしょうか。

 

日頃何の疑問もなく使っている言葉でも、いざ説明しようとすると難しいものです。

 

誰かに聞かれた時に正確に答えられるよう、事務局・事務室・事務所3つのそれぞれの違いを正しく理解しておきましょう。

事務局とは部署の単位

事務局とは何か、その答えは最後に付いている文字から読み解く事ができます。

 

「局」とは、企業や官庁等の組織や団体で業務別に分割された1つの単位の事で、いわゆる部門・部署に該当する言葉です。

 

組織を運営している人を指す事もありますので、1人でも存在すればそれは事務局と表す事ができます。

 

要するに、場所を特定する言葉ではなく、業務を分担する1つの区分を示している事になります。

事務所とは場所や建物の事

事務所には「所」という文字が付いていますが、これはわかりやすく人や物が存在する場所を表す言葉です。

 

事務局との違いは、単位や区分といった形のないものではなく、建物や場所のような物質的に存在するものを指すという点です。

 

つまり事務所とは、事務作業を行う場所を意味しており、例えば「あそこに見える建物がAの事務所です」と言う事ができますが、事務局の場合は「あそこに見える建物の中にBの事務局があります」という表現になります。

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事務室は部屋の事

事務室についてはもうおわかりでしょう。

 

最後に「室」が付いていますので、部屋の事を表しています。

 

室とは建物や家屋の中にある区切られた1区画を指す言葉で、こちらも事務所と同じく物理的な空間を意味しています。

 

事務所との違いは場所か部屋の差になりますので、「ここがAの事務所で、事務所内には3つの事務室があります」という言い方ができます。

 

こうして言葉を分解して解析してみると、3つの違いがより分かりやすくなります。

 

この3つの言葉を使い間違う事はおそらくないと思いますが、せめてそれぞれの意味については正しく理解しておきましょう。

 

事務局とは組織や団体の中で事務を担当する部署の事で、事務所とは事務作業を行っている場所や建物を指します。

 

事務室に関して言えば建物内の区画、部屋を意味しており、事務作業を行う部屋という事になります。

 

それぞれ共通しているようで意味が異なりますので、違いをきちんと理解し正しく使用しましょう。

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