「作業場」の読み方。「さぎょうじょう」か「さぎょうば」どっちが正しいの?

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日本語の単語の中には、音読みでも訓読みでも、どちらも一般的に使われている言葉が数多く存在します。

 

例えば、事業場「じぎょうじょう」「じぎょうば」、市場「しじょう」「いちば」、また工場「こうじょう」「こうば」などです。

 

そうした言葉の1つとして「作業場」も挙げられます。

 

日常的に、よく使う単語ですが「さぎょうじょう」か「さぎょうば」か、どちらが正しい読み方なのか疑問に思っている人も少なくありません。

作業場の読み方の正解とは?

作業場は、「さぎょうじょう」と読んでも「さぎょうば」と読んでも、どちらも正解です。

 

作業場を音読みしたのが「さぎょうじょう」、訓読みしたのが「さぎょうば」といえます。

 

音読みと訓読みの違いは、漢字が中国から日本に伝えられた際に、ともに入ってきた読み方が音読み、漢字に日本語の読みをあてたものが訓読みです。

 

作業場の場合、どちらの読み方の場合も、熟語は同じですが、伝えるニュアンスが違ってきます。

「作業場」読み方によってニュアンスが違う

一般的に、同じ熟語でも、訓読みは小規模なニュアンスですが、音読みは大規模なニュアンスを伝えます。

 

例えば、「草原」という熟語は、「くさはら」と読むのと「そうげん」と読むのでは印象が変わります。

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「そうげん」の方が、草が広範囲に生え広がっている景色を思い浮かべることでしょう。

 

また、「市場」という熟語も、読み方によって与える印象が変わります。

 

「いちば」と読むと、青物市場や生花市場といった、人が集い商品の値段を決め、売り買いする場所というイメージがあります。

 

「しじょう」と読むと、より大規模な取引の場所や範囲を表すニュアンスになります。

 

例えば、金融市場や株式市場、為替市場などです。

 

「作業場」も、「さぎょうば」と読むと製造や加工が行われる、小規模な仕事の場所を表します。

 

「さぎょうじょう」と読むと、より大人数で大規模な仕事の作業場所という印象を与えます。

読み方「さぎょうじょう」と「さぎょうば」の境界線とは?

「さぎょうじょう」と「さぎょうば」の、はっきりとした境界線はありません。

 

作業人数が何人を越えたらとか、作業場がこの規模になったら、「さぎょうば」ではなく「さぎょうじょう」と呼ぶというような、一定のラインは無いのです。

 

そのため、自分が伝えたいイメージが「さぎょうじょう」なのか、「さぎょうば」なのかを考え、より相手に伝わる読み方を選ぶことが大切です。

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