氷点下は何度以下のことを指すの?

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冬になると天気予報で「〇〇地方は明日氷点下の予報です」という予報が出ます。

 

普段何気なく聞いている天気予報ですが、氷点下は何度か答えられますか?

 

おそらくほとんどの方が0℃以下と答えます。実は氷点下というのは正確には0℃ではないのです。

 

0℃だと思っていた方も多いかもしれませんが、言葉の意味と温度についてお話します。

凝固点と氷点

水が凍ったり溶けたり蒸発したりするというのはだれもが知っています。

 

冬になると水たまりの水が朝になって凍っていることがあります。

 

これは水が凝固することにより起こる現象です。

 

この水などの液体が固まりはじめる温度のことを凝固点と呼びます。

 

また水が凍り始める温度のことを氷点と呼んでいます。

 

つまり氷点下というのは凝固点ではないということになるわけです。

 

ところで水の氷点は何度かわかりますか?

 

前述の通り、正確には0℃ではありません。

 

最新の研究では水の氷点は何度かというと0.0025℃となっています。

 

この温度を境に上昇すると氷が溶け始め、下降すると水が凍り始めます。

 

ただ正確な数値を普段の生活では必要とはしないので、一般的には水の氷点が0℃と言われています。

 

ところで氷点は水が凍り始める温度ですから、それ以下になって水が氷になって固まる温度があるはずです。

 

これを調べてみると面白い事実に行き当たります。

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氷点下は何度以下?

単純に言えば0℃以下になると水は凍り、温度がどんどん低下することで水は氷に変わっていきます。

 

では何度から氷点下になるのかというと、この水から氷に変わる温度ラインよりも低い状態のことをさします。

 

例えば気温がマイナス1℃であれば氷点下ということになり、0℃の場合は氷点下とは言いません。

 

天気予報を見るときには、こうした表現を覚えておくとより面白くなります。

 

この話を読んでいる方であれば、きっとだれもが永久凍土という言葉を聞いたことがあるはずです。

 

この永久凍土という言葉はどのような状態のことを指すのでしょうか。

 

水の氷点は何度も話している通り0℃(正確には0.0025℃)です。

 

これよりも気温が下がると氷点下ということになるわけですが、この状態が続くと地表だけでなく、地層(表面下の土壌)もやがて凍っていきます。

 

一年中この状態が続くと、大地は凍りつき、溶けることがありません。

 

このような状態を永久凍土と呼んでいます。

 

永久凍土になるには何度以下でなければいけないのかというと、定義はありませんが、一年中0℃以下であれば永久凍土になる可能性は高くなります。

 

例えば標高数千メートルを超える高山は常に0℃以下ですから、場所によっては永久凍土になっている地域もあります。

 

このような地域では氷河期に冷凍保存された当時の動物たちが発掘されることもあります。

ダイヤモンドダストは何度以下で起きる?

氷点下になるとさまざまな自然現象が現れます。

 

そのうちの一つがダイヤモンドダスト現象です。

 

北国や高原などでは真冬になるとキラキラと空気中に光る現象が現れます。

 

これは空気中の水分が凍ることで起こる現象です。

 

だいたい何度くらいで起きるのかというと、氷点下10℃以下になるとダイヤモンドダストが現れます。

 

スキーやスノボでスキー場に出かけたときに、ダイヤモンドダストを見ることができる場合があります。

 

小さな氷の粒が太陽に照らされて輝く様子はまさに神秘的です。

 

これも氷点下になった状態が作り出す自然の芸術と言えるでしょう。

 

ただダイヤモンドダストは風が強い日には現れません。

 

風に水分が吹き飛ばされ、見ることができないからです。

 

もしダイヤモンドダストを見たいと思うのであれば、よく晴れた風のない穏やかな日に出かけるのがベストです。

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