日報は何の略語?その目的とメリットとは
業務をしていく中で、毎日たくさんの書類が作成されていきます。
その中でも多くの会社で毎日作られているものと言えば、日報が第一に挙げられます。
日報提出は一つの大切な業務として見なされていて、社員に義務付けている企業も少なくありません。
また、フランチャイズチェーン会社が加盟店に対して、売上報告などと共にそれぞれの店舗から日報を求めることもあります。
この日報とはなんの略語なのでしょうか、またどんな目的で作られるものなのかを考えてみましょう。
「日次報告書」の略語が「日報」
日報は、「日次報告書」の略語です。
毎日部署全体や社員個人で行われた業務内容について、報告するための書類となります。
ただし、その報告の内容については違いがあり、実質的に「日次売上報告書」のこともありますし、「日次業務報告」ということもあります。
その日の来客数や売上額、在庫状況といった結果報告をメインとするか、業務の仕方や進捗状況などの行動と業務内容自体の報告をするかによって、具体的な内容は変わってきます。
どちらのケースにしても、毎日その日のデータや状況を記し、作成者の所感などを残すという点では同じです。
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この略語からも分かるように、毎日の仕事について、上司に報告するのが主な目的です。
上司はたくさんのスタッフを管理していますし、直接すべての部下を見守ることができるわけではありません。
そこで、それぞれのスタッフから報告をもらうことで、部署の様子を把握するわけです。
また、「日次業務報告書」という略語が示すように、それぞれが業務のやり方や進み具合を振り返ることで、社員自身が成長するための機会を持てます。
その日の業務がうまく進まなかった原因を探り、自分なりに改善点を発見します。
チームや部署として、より良い業務をするためのアイディアを考えるきっかけともなります。
こうした振り返りと考察、実行を繰り返すことによって、次第にスキルアップしていけるのです。
チームにもメリットが及ぶ
日報という略語は、毎日しっかりと報告を記録すべきことを教えています。
こうして作られた報告は、作成者と上司だけでなく、チーム全体で共有されることが多いです。
これにより、お互いにコミュニケーションを図ることができますし、情報を共有することで、全体の進捗状況を見やすくなります。
結果として、チームとしてのまとまりが出て、支え合う態勢ができることで効率化が進んでいくのです。
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