大学で再試を受けた科目は、成績表に「再試」と記載されるのか?

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大学で履修した科目の試験を受け、合格点に到達しなければ、本来なら不合格という扱いになり、卒業に必要な単位を獲得することができません。

 

しかし、大学によって様々な条件はあるものの、再試を受けて単位を獲得できるチャンスが与えられているケースがあります。

 

もしも再試によって及第点に達した場合、成績表にはその旨が記載されてしまうのでしょうか?

大学の成績表には「再試」という記載が残る場合がある

大学の成績表は就職活動の際にも必要になることが多く、できれば単位を取得できたのかどうか、その成績だけを成績表に記載してもらいたいと願う生徒は少なくありません。

 

大学によって成績表の記載方法は異なり、再試を受けた事実が成績表に残るかどうかについても大学ごとに異なります。

 

つまり、何回試験を受けて及第点に達しても、合格は合格だとして評価される大学もあれば、合格だけれども「再試」という記載が成績表に残るところもあるのです。

再試は成績表にどう影響するのか?

成績表に再試の事実が記載される場合でもされない場合でも、本試験で及第点に達しなかったという事実は、残念ながら成績にはマイナスの影響があります。

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学校ごとに、再試によって及第点に達した場合の評定やGPA計算の方法は規定されており、教授は科目ごとにそうした規定に沿って評価することになります。

 

大学の中には、再試によって及第点に達した科目は特殊な評価と見なし、GPAや成績評価の対象外となるケースもあります。

 

その場合、卒業単位としてカウントはするけれど、大学全体の成績を投影するGPAの計算などには含まれません。

 

低い評価が計算に含まれるよりも最初から含まれないほうが、全体のGPAを高くできるという意見もあります。

 

しかし、成績表にしっかりと「再試」と記載されてしまうと、GPAを重視する就職先や進学先では、当然ですが、そうした特殊な評価についてもチェックするものです。

 

そうした点では、GPAの計算に含まれるかどうかよりも、「再試」と記載されることで十分にマイナスの影響が出ると言えるでしょう。

 

再試となった科目の点数を0として、GPA計算する大学もあります。

 

その場合、全体のGPAがとても低くなってしまう可能性は高くなります。

 

この点にも注意が必要でしょう。

 

後悔しないために、できるだけ再試をせずに済むよう、試験準備に取り組むことをおすすめします。

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