「両日とも」、「両日ともに」という表現は正しいのか?

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時間や期間を表す言葉はたくさんあって、微妙なニュアンスの違いを持つことがあります。

 

そのため、たまに聞く表現ではあるものの、それが正しいのか誤用なのか迷ってしまうことがあります。

 

そうした表現の一つに、「両日とも可能です」や「両日ともに参加できます」といった言い方があります。

 

この言い方は正しいものなのでしょうか、その意味はどんなものなのでしょうか?

 

意外と正しい意味を理解していない方もいますので、一度きちんと理解しておきましょう。

「両日とも」は正しい表現

まず、「両日とも」という表現を使うシーンを考えてみましょう。

 

たとえば、ビジネスシーンで取引先と予定の調整をしているとします。

 

相手が、「月曜日と水曜日に会って商談することは可能でしょうか?」と聞かれた場合に、どちらも可能であれば「両日とも可能です。」と答えるといった使い方をすることが多いはずです。

 

この場合の「両日とも」という使い方は正しいものです。

 

両日というのは、両方の日という意味、もしくは2日という意味があります。

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そのどちらも予定を入れることができるのであれば、「両日とも可能」と言って良いのです。

 

ここで疑問に思うのは、すでに「両日」という表現に2日という意味合いが含まれているので、「とも」は付け加えなくても良い、逆に加えてしまうと二重表現になるのではないかという点が出てきます。

 

しかし、あくまでも両日は2日というだけの話で、どちらも同じであるという意味合いは弱いので、「とも」を加えても問題はないのです。

「両日ともに」はシンプルに言ってもOK

このように、「両日ともに」という表現は間違いではありません。

 

また、「ともに」という部分を省略して「両日可能です。」というシンプルな表現でも使うことができます。

 

これは否定形でも同じ考えで用いることができます。

 

たとえば、「両日ともに参加することはできません。」という形で言えるわけです。

 

「両日ともに」という表現、もしくはシンプルに「両日」としても、両者に敬語レベルの大きな違いはなく、どちらも2日とも可能もしくは不可能という意味を敬意を込めて伝えることができます。

 

「両日ともに」という言葉は日常表現でも使いますし、ビジネスではよく聞かれる言い方です。

 

今まで正しいかどうか迷っていて、使用したら間違いを指摘されるのではないかと不安に思っていたかもしれません。

 

しかし、今まで見てきたように意味を正しく伝えられる表現ですので、気兼ねなく使ってみましょう。

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