和室にカーテンをつけるのは変なことですか?

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和室の窓には障子を取り付けるというのが伝統的なスタイルです。

 

とはいえ、最近では障子の代わりにカーテンをつけたいと考える人も増えてきています。

 

一方で、和を基調とした部屋にカーテンという洋風スタイルを合わせるのは難しいのではという懐疑的な声も聞かれます。

 

では、この組み合わせが本当に変なのか、インテリアとして成立させるのは難しいのかという点を考察してみましょう。

和室にカーテンをつけるという考え方そのものは変ではない

カーテンは非常に機能性が高いインテリアアイテムですから、和室に設置してもまったく変なことではありません。

 

数ある機能の1つとして「遮光性」が挙げられます。

 

障子は日差しを和らげてくれる一方で、完全に遮断するということはできません。

 

そのため、強い日差しが降り注ぐ日には室内に日光と紫外線が入り込んでしまいます。

 

この紫外線は畳表に使用されているい草を傷めてしまうため、非常に厄介な問題なのです。

 

そこでUVカット機能を持つ遮光カーテンを設置すれば、採光のコントロールができると同時に畳を保護することも可能となるというわけです。

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もう1つのメリットは「断熱性」です。

 

自然素材を使用している障子はある程度の断熱性を持っているものの、カーテンほどの高い効果は期待できません。

 

そのため、冬場になると障子の隙間から冷気が入り込んできて快適な睡眠を妨げるということも起こりえます。

 

そこで、北陸や東北など季節によって寒暖の差が激しい地方では、障子と分厚いカーテンを併用している家屋が多くみられています。

 

ですから、「和と洋は合わない」と一概に判断しないようにしましょう。

和室向けのインテリア素材が数多く登場している

近年では、和室の雰囲気とマッチする素材を使用したカーテンが数多く登場して人気を集めています。

 

その中から和室に合うデザインを選ぶポイントは「アースカラーを選ぶこと」です。

 

特に、ふすまや畳の色と合いそうなブラウン系やグリーン系の生地を選ぶなら、周りから見てカーテンだけが不自然に浮いてしまうという事態を避けることができるでしょう。

 

また、柄の多いデザインではなく、綿などの自然素材を利用したできるだけシンプルなデザインのものを選ぶこともインテリアのマッチングを成功させるポイントです。

 

「部屋の雰囲気が重たくならないようにしたい」という人は、竹や不織布を使ったシェードタイプのものと合わせてみるのもよいでしょう。

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