家庭訪問のマナーとは?和室、それとも玄関?座布団は置くべき?

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学齢期の子どもを持つ人にとって、学校の先生が行う家庭訪問は大きなイベントの1つといえるでしょう。

 

では、家庭訪問を受ける際に覚えておくべきマナーについてチェックしていきます。

玄関で良いか、和室へ通すべきか

1つ目のポイントは「話をする場所」です。

 

以前は、生徒の学習環境を確認するためという理由から、和室で面談をするというのが一般的でした。

 

ただ、近年この風潮は変わりつつあります。

 

というのも、プライバシー保護という観点と、各先生が1日あたりに訪問する件数が非常に多いという理由から、各家庭で話をする時間は10分ないし15分前後とし、保護者との面談も和室ではなく玄関で済ませるというケースが増えているのです。

 

学校によっては、事前通知の中で「玄関で結構です」という但し書きを送っているケースも見られており、こうした通知がある場合には玄関で対応してもまったく問題はないでしょう。

 

一方、こうした通知がない場合は、「よろしければどうぞおあがりください」と勧めるのがマナーです。

座布団を出すか、立ち話でよいか

玄関で先生と話すことになった場合、「座布団を出すかどうか否か」が気になります。

 

学校側から「立ち話で構いません」という事前の通知がないのであれば、座布団を1枚玄関の近くへ置いておくのは賢明でしょう。

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「お掛けになりますか」と尋ねて、肯定の返事が返ってきたなら素早く座布団を提供するというのがマナーです。

 

もちろん、先生が固辞する場合には無理に座布団をすすめる必要はありません。

 

また、玄関が狭く腰掛けるスペースが明らかにない場合も、座布団を準備する必要はないでしょう。

「お茶の準備は不要」という家庭訪問が増えてきている

家庭訪問を受ける際に注意すべきもう1つのポイントは「お茶を準備するか」という点です。

 

多くの学校では、ご父兄から何かを受け取るということに対して非常に敏感になっており、「お茶の準備は不要です」という事前通知をするケースがほとんです。

 

また、先述の通り、先生方は1日に複数の家庭を訪問します。

 

その途中にトイレへ行くことを避けるため、お茶は断るというケースも珍しくありません。

 

ただし、とても暑い日に家庭訪問をしている場合にはお茶を提供されるとありがたいと感じる先生もおられます。

 

ですから、持ち運びがしやすいペットボトルのお茶を準備してくのは賢明でしょう。

 

もし口をつけなかったなら「どうぞそのままお持ちください」と勧めます。

 

こうした小さな気遣いを示すことで、滞りなく家庭訪問を終えることができるでしょう。

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