和室での基本マナー!座布団を置く向きや裏表はどうやって判断するの?

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お客様を和室に招くとき、気になるのがマナーです。

 

ふすまの開け方や座布団の置き方などに関して、作法に詳しい人はとかく気になってしまうことでしょう。

 

では、お客様を招待する側として和室を整える際に覚えておくべき重要なポイントをご紹介します。

座布団には表裏があることを銘記しておこう

座布団には表と裏があるので、必ず表が上面に来るよう心掛けておきましょう。

 

大抵の座布団には綿が片側によってしまわないよう、中央に房が取り付けられています。

 

この房がある面が表となります。

 

房が付いていない場合には、縁にある縫い目をチェックしてみましょう。

 

縫い目が覆うようになっている側が表面です。

 

表裏を逆さにおいてしまうと大変な無作法になってしまうので注意が必要となります。

 

加えて、座布団の向きも事前に確認すべきポイントです。

 

縫い目がある部分は後ろ、縫い目のない部分が前となることを覚えておきましょう。

 

和室の隅に重ねておくときには、この表裏と向きをそろえておくことでとても美しく見えるので、突然来客があったという場合にも安心です。

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どの向きから座布団を提供するかに関する作法も覚えておこう

事前にお客様の人数や来訪の時間帯が分かっている場合には、座布団を前もって敷いておいたとしても問題はありません。

 

一方、突然の来訪というケースでは、お客様へ直接提供する必要があります。

 

この際にも「向き」に注意が必要です。

 

持ち運びの際には、非常に分厚い場合を除き、2つ折りにして両手で運ぶというのがマナーとなります。

 

お客様の正面から渡す場合には、正座してから座布団の前側を自分に向けるようにして提供します。

 

一方、後ろから渡す場合には、座布団の後ろ側が自分に向くようにして運び、やはり正座をしてから提供するのがマナーです。

 

その際に、「どうぞおあてください」という一言を添えるようにしましょう。

 

「敷いてください」「使ってください」といった表現は一般的に良く使われており、言葉そのものが誤っているというわけではありません。

 

とはいえ、和室におけるマナーとしてはふさわしくないということを覚えておきましょう。

 

お客様は向きや表裏が正しくないことに気づいたとしても、それを訂正するために自ら動かしたり裏返したり、あるいはそれを指摘したりするということはまずありません。

 

だからこそ、招待する側には事前のしっかりとした準備と心配りが求められるということを銘記しておくことが肝要です。

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