ハエトリソウは冬に凍っても大丈夫?

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■ハエトリソウは寒さに強い?
食虫植物のイメージから熱帯植物と思われがちですが、ハエトリソウは北アメリカを原産とする植物で、寒さには意外と強いのが特徴です。

 

多年草で冬になると葉は落ちますが、越冬して春にまた芽を出しますので、葉が落ちても枯れたと思わずに、水を絶やさないようにして春を待ちましょう。

 

暖かい部屋の中に置いておいても冬は越しますが、ある程度寒さを感じさせて葉を落とし、越冬させた方が春に元気に発育すると言われます。

冬のハエトリソウ

ハエトリソウを育てる場合、冬は凍らない程度に寒いところで休眠させましょうと言われることが多いです。

 

0度を下回るような地域では、屋内の寒くなりすぎないところに置くとよいとされています。

 

冬場のハエトリソウの環境としては、0〜5度程度で日光がしっかり当たるところが理想的です。

 

休眠中も水は必要ですので、水気のある状態を保つようにしてやりましょう。

 

葉が落ちてしまうので、お世話を忘れがちになる冬場は、特に乾燥に注意です。

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ハエトリソウが凍るときは?

「凍らない程度の寒さで」「霜が当たらないように」ということをハエトリソウの栽培ではよく言われますが、多少凍ってしまっても問題ありません。

 

雪が積もる場合は、雪による保温効果で地面が外気よりも暖かい場合があるので、積もらせておいたほうが良い状態である場合もあります。

 

日本の気候では、よほどの寒い地域以外は屋外栽培が可能だとされていますので、あまり気にすることはないでしょう。

 

気温が0度を多少下回っても、土までガチガチに凍ることはあまりありません。

 

また、凍ってしまったからもうダメだと思って処分しないようにして、春になって芽を出すのを待ちましょう。

 

寒さもさることながら、風が強い場合は乾燥しやすくなるので、凍るかどうかだけでなく、常に水気が保たれているかを注意してください。

暖房の効いた部屋で越冬すると?

1年を通してある程度温度を管理している暖かい部屋に置いていると、ハエトリソウの葉が落ち切らずにしっかり休眠期を迎えない状態になることがあります。

 

それによって枯れてしまうということはありませんが、冬の休眠期は春の元気な芽吹きにとってはエネルギーを溜めこむ大切な期間でもありますので、発育のためにはきちんと葉を落として寒いところで休眠したほうがよいでしょう。

 

また、ハエトリソウの株分けは休眠期に行うため、春から秋にかけてかなり生育した場合は植え替えを兼ねて株を分けてやるとよいでしょう。

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