ハエトリソウを植える土は?赤玉土を使うの?

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■ハエトリソウの用土
ハエトリソウの用土には、水苔を使うのが一般的です。

 

扱いやすく、水をしっかり含んでくれるので、湿地帯を好むハエトリソウには非常に適しているといえるでしょう。

 

初心者でも扱いやすいので、はじめてハエトリソウを育てる人にはおすすめの用土です。

 

しかし、この水苔は長く使っていると腐ってしまうため、1〜2年に一度植え替えが必要なのですが、その際に根に絡まりやすく、やや手間がかかります。

 

そのこともあって、土に植えるという人も少なくありません。

ハエトリソウに適した土

ハエトリソウは、腐葉土など栄養分が豊富な土は適していません。

 

あまり有機物が含まれておらず、それでいて保水性や通気性に優れた土が理想的です。

 

赤玉土やピートモス、鹿沼土などを混ぜて使うのがよいでしょう。

 

初心者でも使いやすいのは水苔ですが、植え替えなどの際には土のほうが根から外しやすいため作業がスムーズに終わります。

 

また、鉢植えの見た目の点から、土のほうがいいという人も多いです。

 

水苔での栽培に慣れたら、土を使ったハエトリソウの栽培にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

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赤玉土・鹿沼土とは

赤玉土や鹿沼土は、いずれも園芸でよく使われる土の名称です。

 

赤玉土は関東地方に火山灰が降り積もってできた関東ローム層の赤土を原料として作られています。

 

鹿沼土も関東ローム層の土ですが、群馬の赤城山の噴火による火山灰が栃木県の鹿沼市に積もり、風化したものが鹿沼土となっています。

 

どちらも火山灰からできた無機質の用土で、保水性や排水性に優れているのが特徴です。

 

最初は粒が大きいのですが、使っているうちに崩れて土状になってしまい、そうなると排水性がわるくなってしまいます。

 

そのため、崩れにくい硬質赤玉土や硬質鹿沼土を使うのもよいでしょう。

ピートモスとは

ピートモスとは、苔など水気の多いところで育った植物を細かく砕いて土にしたものです。

 

非常に保水性が高く、ピートモスを混ぜることで土の保水性を上げることができます。

 

赤玉土や鹿沼土を硬質ものにすると保水力が下がってしまうため、ピートモスを混ぜるのが有効です。

 

ハエトリソウは水を切らしてはいけない植物なので、保水性の高い土を使い、常に乾かないように水をやる必要があります。

 

鹿沼土などは濡れると色が変わるため、乾燥しかけたら見た目でわかるというメリットもあり、こまめに水をやって水分のある状態を保つようにするとよいでしょう。

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