駐車場のライン引き直し修繕費は勘定科目のどこに入る?

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経理の仕事をしていると、これはどの科目に仕分けすればいいのだろう?と迷うものも出てきます。

 

車庫証明の申請費用などもこれってどこに仕分けたらいいの?と迷いますが、会社が保有している駐車場のライン引き直しの費用は勘定科目の修繕費になるのか?それとも構築物として固定資産になるのしょうか。

駐車場のライン引き直しは修繕費

修繕費なのかそれとも別の科目となるのか、勘定科目の仕分けについてこうしたライン引き直しなど悩むことがあります。

 

科目の仕訳に悩んだ時には、その費用をどういう理由で利用するのか?考えてみるといいでしょう。

 

今回の場合はラインの引き直しということなので、建物などの価値を高めることでもなく、耐久性を与えるものでもありません。

 

あくまでも白線が消えかかっているのでそれを補強してきれいに原状回復するということになります。

 

そのため、この場合勘定科目は修繕費です。

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修繕費と資本的支出の違いを理解しよう

固定視線の修理や改良によって固定資産の価値を高めるもの、耐久性を高める場合には資本的支出、改良のために支出する金額の安価で現状維持、維持管理のために利用する費用については原状回復部分について修繕費となります。

 

駐車場の白線がないところに白線を整備した場合、駐車場の価値を高めることになるのでそれは固定資産・構築物に関する計上となります。

金額によって勘定科目が変わる?

駐車場のライン引き直しなどの場合でも、工事規模が大きくなるもの、金額が大きくなるものについて勘定科目は固定資産計上だという意見もあるようです。

 

しかし、金額がどんなに大きくなくてもかなり広い範囲のライン引き直しを行うといっても、それを行ったことによって何が求められたのか、また何を目的として行うのかを考えれば、工事の規模や金額は勘定科目の仕訳の判断に関係ないことがわかります。

 

駐車場のラインを引き直ししたことで得られるのは原状回復であって、価値を高めることも耐久性を高めることでもありません。

 

この理由を考えれば、金額が大きくなっても勘定科目は駐車場のライン引き直しは修繕費ということがわかると思います。

 

駐車場の修繕や維持管理などの修繕費、管理費に関して、勘定科目の何に当たるのか?迷うことも多いです。

 

こうした修繕などはそう頻繁に行うことではないので、修繕費にすべきなのか、ほかに仕分けるのか、勘定科目の仕訳に迷うのです。

 

ただ、目的やしたことで何が得られるのかを考えることで駐車場のライン引き直しなどの仕訳に迷うことも少なくなるでしょう。

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