同棲生活での駐車場代はカップルのどちらが負担するべき？

恋人と同棲する際に気になるのが、お金の問題です。

そのなかでもたびたびカップルの間でトラブルに発展するのが、駐車場代の負担ではないでしょうか。

車を所有する方が支払うのか、それとも家賃などと同じように二人で折半するのか、さまざまな考え方があるはずです。

同棲カップルがお互い自分の車を所有しているのであれば、駐車場代をどうするかで悩む必要はないでしょう。

二人が同じように使うものですから、家賃などの他の固定費と同じように考えるだけです。

もちろん同棲カップルによって考え方は異なるでしょう。

家賃や駐車場代など二人が一緒に生活するうえで平等に発生する支出は、やはり平等に折半するのがよいと考えるカップルもいます。

一方、収入が多い方が、その分多めに負担するという考え方も一般的です。

ただ、具体的な負担割合はどうあれ、二人が1台ずつ車を所有しているのであれば、それほど頭を悩ませる問題ではないはずです。

同棲カップルが1台ずつ車を所有しているケースに対して、カップルの片方だけが車を所有している場合、話はもっと複雑です。

一見、車を所有するほうが駐車場代を負担すればよいと考えてしまいそうですが、二人で車を使うケースも考えられます。

所有者がおもに使うとしても、週末は二人で買い物やドライブのために一緒に車に乗ることもあるでしょう。

また、車を持っているのは同棲カップルの片方だけでも、二人とも免許を持っているので、車の所有者が車を使わない時には、もう一人が使わせてもらうこともあるはずです。

このように、同棲カップルで1台の車を所有している場合でも、二人とも車を使うケースは大いにあり得ることです。

それなのに、車の所有者が駐車場代を全額負担すべきと考えるのは、不公平感が募ってトラブルのもとにもなってしまいかねません。

もちろん、同棲カップルによって考え方はさまざまです。

たとえば男性だけが車を所有している場合、自分の持ち物だから自分が全額負担するのが当然と考える男性もいるでしょう。

それに対して、同棲は結婚のシミュレーションだから、結婚後と同じように夫婦の出費として考えるべきというカップルもいるはずです。

上で見てきたように、車を所有するのがカップルの一方だけだからといって、すべてのケースで所有者が駐車場代を全額負担すべきとは言えません。

正直、個々のカップルごとに考え方は違うので、どれが正解ということはないでしょう。

ただ、どのような形になるのであれ、同棲前によく話し合って、二人の間のルールとして決めておくことが大切です。

これは駐車場代に限ったことではありません。

家賃や食費など共同の出費についても、分担の仕方を決めておいた方がよいです。

ただし、すべての支出を家計として共有する場合と比べて、費用項目ごとに負担額が違うケースでは、のちのち揉める原因になりやすいのも確かなことです。

費用項目ごとにカップルで分担して、駐車場代は車の所有者が全額負担するとした方が、自立した大人同士の同棲にはふさわしいように思えます。

しかし、今後、同棲から結婚に発展し、いずれは管理しやすいように家計を共有することを視野に入れているのであれば、最初に決めたことにいつまでもこだわるのも賢明ではありません。

二人がお互い納得していることが同棲生活では大切ですので、どちらかに不満が生じてきた時は正直に話し合う機会を作りましょう。

または、半年に1回など、定期的に家計の負担割合を見直すというルールを同棲開始前に決めておくのもおすすめです。