1メートル弱とは具体的にどのぐらいの長さ?基準は?

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「1メートル弱」という言葉を聞いて、実際にはどのぐらいの長さだと想像しますか?

 

人によっては、70cmぐらいでも1メートル弱と考えるかもしれませんし、人によっては90cm以上なければ1メートル弱とは言えないと考えることもあるでしょう。

 

では1メートル弱とは、具体的にどんな意味があって、基準はどのように設定されているものなのでしょうか。

定義はとてもあいまいです

1メートル弱とは、1メートルには達していないけれど、数字を繰り上げると1メートルになる、ということは、多くの人が容易に想像できます。

 

具体的にどの単位を切り上げるのが基準なのかについては、ケースバイケースで異なります。

 

国が決めた基準とか、ユニバーサルな繰り上げ方などはありません。

 

そのため、その場の状況に応じて、その人の感覚で判断することになります。

 

具体的に、何センチ以内の誤差ならOKという基準があれば、言う側も聞く側も、お互いに同じぐらいの長さをイメージしやすいでしょう。

 

しかし、そうした基準がないため、場合によっては、大きな誤差や勘違いを生じることがあるかもしれません。

 

例えば、10cm単位で長さを計測している場合には、1メートル弱とは95cm以上1メートル以内とイメージできます。

 

もしも91cmの場合には、1メートル弱とは言わずに、90cm強と呼んだほうがピッタリではないでしょうか。

 

一方で、何キロという長い距離を測る際には、どうでしょうか。

 

例えば、800mぐらいでも、1キロ弱と呼ぶでしょう。

 

この違いは、計測において最小単位が何か、また計測におけるメインの単位が何かによって、人の感覚が変わるために起こります。

 

10cm単位で計測をしている場合には、1メートル弱とは100cmの下の尺度、つまり90cmには該当しない範囲だと多くの人が理解します。

 

そのため、1メートル弱とは90cmよりも長いことが大前提です。

 

そして、弱という言葉を使うからには、強という言葉もあると考え、90cmと1メートルの間で、90cm〜95cmまでは90cm強と呼び、95cm〜1メートルの範囲は1メートル弱と呼ぶのが良いだろう、と判断するのでしょう。

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しかし、計測単位が1キロと大きくなると、私達の感覚は変わります。

 

1キロメートルは1000メートルのことで、1メートルが1000回入る長さです。

 

1キロという基準で長さや距離を考える場合には、1メートルという長さに対して過剰に反応する人は少なくなります。

 

そのため、ザックリ切り上げて1000メートルになるであろう距離を、1キロ弱と呼ぶのでしょう。

 

999メートル50cm以上でなければ1,000メートルとは呼べないという人は少ないのではないでしょうか。

「強」「弱」はいろいろなところで使います

1メートル弱とは、その人の感覚やシチュエーションによって、個人差があります。

 

しかし、この強とか弱という言葉は、長さを表す以外の部分でも、よく使われています。

 

そして、その中には、強とか弱を使う際の基準がはっきりと定義づけられていることもあります。

 

例えば、地震です。

 

日本は全国どこに住んでいても、地震のリスクがありますし、地震が起こるとテレビ速報などで、どのぐらい強い揺れだったのかがすぐに放送されます。

 

この地震の震度は、震度5弱とか震度5強という表現されることが少なくありません。

 

この場合には、強弱を使う際の基準が定義されています。

 

震度は4.3とか4.6といった数字で表されるため、震度が4.5以上で5.0未満なら震度5弱と表現するのです。

1メートル弱とは感覚、これは世界共通

1メートル弱とは日本人だけが持っている特有の考え方というわけではありません。

 

世界中でも、それぞれの言語で同じような表現をする事は多いものです。

 

そして、その時にも、その人の感覚やシチュエーションに応じて、1メートル弱とは誤差が生じやすい長さなのです。

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