ガソリン1リットル当たりのの儲けを計算してみましょう

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カーユーザーには必要なガソリンスタンド。

 

今はガソリンや軽油だけではなく電気を燃料にした電気自動車、LPガスや水素を燃料にした自動車も見かけるようになりました。

 

けれどまだまだ自動車の燃料はガソリンなどの石油燃料が主流ですが、エコカーを持つユーザーが増え、自動車メーカー各社も1リットル当たりの燃費の良さを売りにして新車を発売している状況です。

 

この状況下でガソリンスタンドはガソリン1リットルでどれだけの儲けを生み出しているのでしょうか。

ガソリンスタンドの歴史

今や生活に欠かせない物になったガソリンスタンドですが、いつ、どこでどのように出来上がったのでしょうか。

 

世界で初めてのガソリンスタンドは1920年代のアメリカで出来上がった、と言われています。

 

やぐらの上に大きなタンクを構え、ガソリンを直接車に給油するという方法でした。

 

古いハリウッド映画のワンシーンでその風景を観た方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

このスタイルになる前のガソリンは缶に入れられた状態で売られており、車にガソリンが入れにくく不評であまり儲けを得られなかったということです。

 

タンクから車に直接給油するという便利さが浸透し、1929年頃には全米で約30万軒に増えていたとのこと。

 

この軒数がすでに生活の一部であるということを物語っていますね。

 

日本では、明治の初め頃に灯油の輸入が始まった記録が残っており、少しずつ燃料が石炭から石油にシフトしていきました。

 

ガソリンを扱うガソリンスタンドは第2次世界大戦の終戦後、車の普及と共に全国に広まった、とされています。

 

ちなみに1946年のガソリン1リットルの単価は1.2円だったということです。

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フルサービスとセルフサービス

アメリカでは早くから導入されてきたセルフ給油ですが、日本では1998年の消防法改正で規制緩和されるまで認められていませんでした。

 

まだ日本では歴史の浅いセルフ方式なので、今でも自分で給油したことがない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

セルフはもちろん自分で給油する方式ですが、反対にサービススタッフが給油し、窓ふき・灰皿清掃などのサービスを行う方式をフルサービス方式といいます。

 

このフル方式のメリットは車から降りることなく、全てスタッフが作業してくれるというところです。

 

デメリットをあげるならばスタッフが必要になり、儲けを出すために1リットル当たりの単価がセルフに比べて高くなってしまうところではないでしょうか。

 

逆にセルフのメリットはその1リットル当たりの単価の安さです。

 

また、自分で給油するので時間も短く済みます。

 

デメリットはもちろん自分で給油しなければならないところでしょうか。

 

今はスプリット形式といってフルとセルフ、両方を設置した店舗も増えつつあります。

 

サービスを提供し、儲けを出すには様々な方法があります。

ガソリン1リットルの儲けはどのくらいなのか

日々価格の変動のあるガソリンですが、皆さんはガソリン1リットルの単価の中にいくら税金が含まれているかご存知ですか。

 

給油した後のレシートには消費税の税額の記載はありますが、実はそれ以外にも税金がしっかり課税されているのです。

 

ガソリンには1リットル53.8円のガソリン税(揮発油税と地方揮発油税)が、軽油には1リットル32.1円の軽油引取税が、それぞれ含まれています。

 

これは価格の変動があっても変わることはありません。

 

ではそれらを差し引いた時、1リットルの単価の中から儲けはいくら生み出されているのでしょうか。

 

レギュラーガソリンが140円だとした時の儲けは140円-53.8円=86.2円となります。

 

50リットルタンクに満タンに入れた時は86.2円×50リットル=4,310円の儲けになります。

 

ガソリンなどの燃料だけではなかなか儲けを生み出すことは難しそうです。

 

その為、ガソリンスタンドではタイヤ交換やオイル交換などの整備サービス、洗車、カー用品、車検などで儲けを生み出していると言えそうですね。

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