流通用語の単価・納入価格・本体価格の意味と違いは何?

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流通業界で使われる用語は、似ているようで意味が全く違うもの、意味が違うように見えて実は同じ意味のものがあり、用語をしっかり理解することが大切です。

 

商品の仕入れや販売の過程で使われる用語は多岐にわたるので、誤解しないようにしておきたいものです。

 

流通用語である単価、納入価格、本体価格について、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

単価とは

「単価」とは、1個あたりの価格を指して使われる言葉です。

 

例えば、ダース単位で仕入れをする場合、1ダースには12個の商品が入っている計算になります。

 

この場合、単価とは1ダースあたりの価格ではなく、中に入っている商品1個あたりの値段に対して、単価という言葉が使われます。

 

ダース以外にも、1箱に商品が何十個か入っている場合、商品1個あたりの単価と、箱単位での価格とでは意味が違います。

 

小売業者が売上等を把握するのに必要な用語です。

納入価格とは

「納入価格」とは、卸売業者が小売店に卸す場合の金額を指します。

 

納入価格という言葉から分かる通り、問屋側から見た価格を指します。

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これに対して、「仕入価格」という用語があり、小売業者から見た価格を指します。

 

違いは、視点が異なることだと理解しておくと良いでしょう。

 

基本的に、納入価格と仕入価格は同じ金額になるはずなのですが、納入価格と仕入価格に差が出ることもあります。

 

本来、納入価格で卸すことになっている商品が、交渉の過程で金額が上がったり下がったりすることで発生します。

本体価格とは

「本体価格」とは、商品を販売する場合の値段を指します。

 

消費者が商品を購入する場合、消費税を合わせて支払いますが、本体価格は消費税を含まない金額を指しています。

 

定価の場合、消費税を含む場合とそうでない場合とがあります。

 

いわゆる総額表示と税抜表示で、消費税に関連した税法が変わるため、それに合わせても変わることになっています。

 

小売業者もしくは消費者が価格を把握するのに必要な用語です。

それぞれの言葉の違いは視点の違い

それぞれの意味について理解すると、言葉の違いに気づかれることでしょう。

 

小売店の側から見て使うのか、卸売業者もしくはメーカーから見て使うのか、消費者の視点から使う言葉なのか、などの違いによって、言葉が使い分けられます。

 

ややこしいように見えますが、一度覚えてしまえば、単価・納入価格・本体価格の違いを正しく理解できるようになります。

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